みんなで賑やかに楽しむSL列車

2009年2月、早春の千葉・内房線を走った「SL春さきどり号」(袖ヶ浦付近にて)

2009年2月、早春の千葉・内房線を走った「SL春さきどり号」(袖ヶ浦付近にて)

春になると、各地でSLの煙が再び上がり始める。冬眠のように、整備のため休んでいた蒸気機関車がみんなの前に姿を現し、力強く活躍を再開するのだ。さあ、心躍らせながら、近くのSLが走る路線へ出かけてみよう。

JRの老舗SL観光列車で楽しむレトロな旅

SLやまぐち号
津和野川を渡って新山口を目指す上りの「SLやまぐち号」
出発前の様子
SL列車の始発新山口駅にて。列車が入ってくると、みんな機関車のまわりに集まってくる
SLやまぐち号は、1979年に運転を開始し、2009年で30周年を迎える。JR山口線の新山口と山陰の小京都として人気ある津和野(島根県)間を往復している。

貴婦人と称されるスマートなボディーが魅力のC57形蒸気機関車が牽引するのは5両編成のレトロ客車で、明治風、大正風、昭和風など車両ごとに内装が異なる。「レトロ」といっても近代的客車を改装したもので、ドアは自動でエアコンが付いている。

沿線には、湯田温泉、ザビエル教会などがある落着いた県庁所在地・山口、紅葉の名所である長門峡、西日本有数のりんご園がある徳佐など途中下車したくなる駅で一杯だ。山越えも仁保・篠目間と船平山・津和野間の2ヶ所あり、SLは喘ぎながら力走する。そして終点の津和野は、鯉が泳ぐ水路沿いの風情ある道をそぞろ歩きするのが楽しい静かな観光地だ。

津和野の転車台
SL列車の終点津和野駅のはずれには機関車の向きを変える転車台がある。時間になると、鉄道ファンばかりでなく観光客も転車台のまわりに集まってくる
SLが方向転換する転車台を駅のはずれで見学するのも貴重な体験となるだろう。

<関連リンク>
SLやまぐち号」に乗ってよくばり旅行を!
SLやまぐち号公式サイト