信州を走るロマンスカー

小田急時代とほぼ同じ姿で走る長野電鉄のロマンスカー「ゆけむり」

小田急時代とほぼ同じ姿で走る長野電鉄のロマンスカー「ゆけむり」

やはりロマンスカーの前面展望席は人気の的だ

やはりロマンスカーの前面展望席は人気の的だ

小田急ロマンスカーと言えば、前面展望を楽しみながら都心から箱根へというイメージだ。運転台を2階に上げたため、車両の一番前は特等の展望席となる。この席に座るために指定券を取って休日に家族旅行をしたいと思う人は多いが、人気があるので中々夢は叶わない。

しかし、長野電鉄のロマンスカーなら実現の可能性は高い。特急料金は僅か100円で、自由席のため先着順。早めにホームに並んで展望席をゲットしよう。

名車との誉れ高かった長野電鉄2000系特急電車

名車との誉れ高かった長野電鉄2000系特急電車

長野電鉄のロマンスカーは、小田急ロマンスカーを譲り受けたものだ。小田急では、近年相次いで新型特急電車をデビューさせたため、車両がだぶつき気味だった。一方、長野電鉄は特急電車の老朽化が進み、新型車両が欲しかったが、新車を造るゆとりはない。そうした事情からうまく縁組がまとまり、HiSEと呼ばれるタイプの小田急ロマンスカーがはるばる信州へ嫁いできたのだ。2006年暮れのことだった。

一般席でも特急だけあって、ゆったりした旅が楽しめる

一般席でも特急だけあって、ゆったりした旅が楽しめる

長野電鉄のロマンスカーは「ゆけむり」という愛称がついて4両という短い編成。乗客需要やらホームの長さなど、小田急時代のままの長い編成では無理があるという判断のようだ。短いとはいっても、先頭と最後尾の展望車は健在であるし、ゆったりした座席は、そのままなので、観光列車としては充分なグレードの高さは保っている。