バランス献立レシピガイド小沼 明美

朝夕は気候も涼しくなり、なにをするにも過ごしやすい季節となりました。学生の方は定期テストや受験勉強に力を入れる時期ですね。今回は秋の夜長、学問の秋にちなみ、脳の働きを助ける健脳レシピをご紹介します。

さんま、いわしなどの青魚には、脳の働きを良くするEPAやDHAといったオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。和の惣菜に使われるのが一般的なさんまを今回は洋風にアレンジしてみました。スパイシーなカレー粉の風味と粉チーズの香りが食欲をそそります。

和の定番料理、里芋の煮物にすりごまをたっぷりと加え、コク深く香り高い一品に仕上げました。里芋は皮をむいて下処理してある水煮を使ってもokです。里芋のぬめり成分であるガラクタンは血中脂質を減らして動脈硬化を防ぐ効果を持っています。また脳細胞を活性化させ、ボケ防止、認知症予防の効果も期待されます。

たんぱく質を多く含む鶏胸肉とチーズを使ったヘルシー惣菜です。ごまをまぶしてフライパンで焼き付けました。カリッとした衣とごまの香ばしさが食欲をそそります。お弁当のおかずにもぴったりです。

秋鮭の切身と調味料をお米と一緒に炊き込むだけでできる簡単ピラフです。ほうれん草はきれいな緑色を活かすため、最後に混ぜ込みます。玄米を少し加えて栄養価を高くしました。お弁当やおにぎりにしてもokです。

トマトは血糖値の上昇が抑えられる働きがあり、合併症を予防することもできます。フレッシュのトマトをたっぷり使った見た目も鮮やかなゼリーです。オレンジジュースを加えることで程良い酸味と甘みがプラスされます。

シャキシャキ野菜をたっぷりと使ったボリューム感あるサラダご飯です。ご飯の爽やかな酸味が生の魚に良く合います。見た目にも満足できるおしゃれな丼ぶりです。

カルシウムが豊富な桜えびとひじきを具材にした炊き込みご飯です。玄米は精白米に比べてカルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラル類がより多く含まれています。

少しづつ春の気配が感じられるようになりましたが、まだまだ寒い日も続き、体の血行が悪くなる季節です。テストや受験、仕事で同じ姿勢のままデスクワークにはげんでいる方も多いと思いますが、長時間続けると体の筋肉がこわばり血行を悪くして肩こりを招く要因になります。今回は肩こりを解消する献立レシピをご紹介します。ぜひお役立てください。

油を使わずにかじきと野菜をじっくりフライパンでソテーし、かじきはふっくら、野菜は甘みが増して程良い歯ごたえに仕上がっています。バジルとくるみで作るジェノバ風ソースはどなたにでも簡単に作れます。