おおぜき あけお
東北大学卒。横浜銀行入行後、支店長として数多くの企業の組織活動のアドバイザリーを務めるとともに、本部勤務時代には経営企画部門、マーケティング部門を歴任し自社の組織運営にも腕をふるった。独立後は、企業コンサルタントの傍ら上場企業役員として企業運営に携わる。
家電大手3社の成功と失敗、リストラの本当の意味とは
家電大手のシャープが、15年3月期に2223億円という巨額の赤字を計上し、金融団の協力を前提に抜本的な経営再建が求められることになりました。シャープと言えば、国内家電冬の時代入りとも言われた2、3年前から、他の大手家電メーカーと時を同じくしてリストラを進めてきました。しかし結果的には、唯一リストラ効果が見えないのはなぜなのでしょう。あるべきリストラへの取り組みついて、家電業界を例に考えてみましょう。
経営の新たなキーワード、オープンイノベーションとは
最近頻繁に耳にするようになったマネジメント用語に、オープンイノベーションというものがあります。従来のイノベーションが組織の内部から沸き起こって来るものであるのに対して、こちらは内外の接触をきっかけとして発火するものという印象でしょうか。新時代マネジメントのキーワードになりつつあるオープンイノベーションについて、実例を踏まえながら解説します。
メディア戦略の教科書!?ビートルズの音楽ビジネス再考
21日から来日公演をスタートさせる元ビートルズのポール・マッカートニー。今回は中止になった昨年のリベンジ公演ですが、2万円弱のチケットの売れ行きは上々とのことです。多くの人々が今だに彼の公演に足を運ぶのは、とりもなおさず元ビートルズを見たいからであり、期待するものがビートルズ・ナンバーの再演であるのは疑いのないところです。ビートルズはなぜそこまで大物になったのか、そのビジネス戦略を検証します。
任天堂&DeNAはまだ序章。提携、統合が増えるわけ
任天堂とDeNAが資本提携、ファミリーマートとユニーが経営統合へ、ソフトバンク通信4社が合併…。このところ、いわゆるM&A(企業の統合、買収)案件と言われる、起業同士の資本にからむ大きな動きが目立って増えています。資本提携、経営統合、合併、買収、一見似たようにも思えるこれらの企業戦略にはいかなる違いがあり、どのような狙いが隠されているのか。事例をもとに、その背景を含めて解説します。
起業の成否を決めるコアコンピタンスとドメインとは
今回は起業時戦略の策定における必須ポイント、コアコンピタンスとドメインについて解説をします。言葉では良く耳にする戦略とは一体何なのか、起業戦略策定時の重要ポイントにスポットをあてます。「折れない起業」、「生き残る起業」に向けた起業時のミッションとビジョンの重要性とともに考えたいテーマです。
知ることでマネジメントがよくわかる、CSRの本質とは
近年、企業マネジメントのキーワードとして注目度が高まりつつあるCSRという言葉。一般に企業の社会的責任と訳されるCSRですが、企業ボランティア活動やメセナなど企業の社会的貢献と混同されることも多く、必ずしも正しい理解がなされているとは言えない現状です。今回は日本でCSRの考え方が登場した背景や、実際にどのような取り組みが行われているのかに触れながら、その正しい意味を紐解きます。
大マジメに考える、KISSがももクロとコラボする理由
アメリカの大物ロックバンドKISSが、日本のアイドル・ユニットももいろクローバーZとのコラボレーションCDを発売したのが2015年1月28日。迫る2015年3月のKISS来日ステージでは共演もするという話が話題になっています。ロックレジェンドがなぜ、日本のアイドル・ユニットと共演なのか。音楽ビジネス集団としてのKISSの、ももクロとのコラボの裏に隠れたビジネス・コンセプトに迫ります。
大塚家具に赤福も!事業承継で親子紛争はなぜ起きる
伊勢の老舗菓子店「赤福」、高級家具販売の名門「大塚家具」、企業経営の代替わりでトップのイスを血縁者に譲ったかと思えばまた戻したりと、身内ゆえの事業承継の難しさを感じさせる事象が相次いで起きています。実は、世に二代目、三代目への経営バトンタッチに悩む企業は多く、マネジメントの大きな課題でもあります。他人へのバトンタッチとは異なる身内への事業承継のあり方について、経験則を踏まえて解説します。
ワクワクする飲食業界!俺の…、スタバに共通する戦略
消費税上げやスッキリしない景気動向を受け、飲食業界は長期低迷の厳しい戦いを強いられています。そんな中で今注目、店頭で行列が絶えることがないのが、「俺のフレンチ」に代表される俺の株式会社の各店。12年の創業以来衰えを知らない急成長。10業態約30店舗がすべて行列店という驚異の大躍進です。その裏にあるのは、ブルー・オーシャンと呼ばれる戦略。飲食業界を牽引するブルー・オーシャンたちの事例に焦点を当ててみます。
組織の大手術を断行! パナソニックV字回復のなぜ
パナソニックの業績V回復が話題です。最大の要因としては事業の選択と集中がありました。そして具体的にそれを可能にしたものは、組織編成の変更。すなわち、創業者松下幸之助氏に由来し一時期は同社の代名詞的存在でもあった事業部制組織への回帰でした。組織編成の考え方の基本を押さえつつ、そのメリット、デメリットの観点からパナソニックの業績回復を検証してみます。
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