おおぜき あけお
東北大学卒。横浜銀行入行後、支店長として数多くの企業の組織活動のアドバイザリーを務めるとともに、本部勤務時代には経営企画部門、マーケティング部門を歴任し自社の組織運営にも腕をふるった。独立後は、企業コンサルタントの傍ら上場企業役員として企業運営に携わる。
知ることでマネジメントがよくわかる、CSRの本質とは
近年、企業マネジメントのキーワードとして注目度が高まりつつあるCSRという言葉。一般に企業の社会的責任と訳されるCSRですが、企業ボランティア活動やメセナなど企業の社会的貢献と混同されることも多く、必ずしも正しい理解がなされているとは言えない現状です。今回は日本でCSRの考え方が登場した背景や、実際にどのような取り組みが行われているのかに触れながら、その正しい意味を紐解きます。
大マジメに考える、KISSがももクロとコラボする理由
アメリカの大物ロックバンドKISSが、日本のアイドル・ユニットももいろクローバーZとのコラボレーションCDを発売したのが2015年1月28日。迫る2015年3月のKISS来日ステージでは共演もするという話が話題になっています。ロックレジェンドがなぜ、日本のアイドル・ユニットと共演なのか。音楽ビジネス集団としてのKISSの、ももクロとのコラボの裏に隠れたビジネス・コンセプトに迫ります。
大塚家具に赤福も!事業承継で親子紛争はなぜ起きる
伊勢の老舗菓子店「赤福」、高級家具販売の名門「大塚家具」、企業経営の代替わりでトップのイスを血縁者に譲ったかと思えばまた戻したりと、身内ゆえの事業承継の難しさを感じさせる事象が相次いで起きています。実は、世に二代目、三代目への経営バトンタッチに悩む企業は多く、マネジメントの大きな課題でもあります。他人へのバトンタッチとは異なる身内への事業承継のあり方について、経験則を踏まえて解説します。
ワクワクする飲食業界!俺の…、スタバに共通する戦略
消費税上げやスッキリしない景気動向を受け、飲食業界は長期低迷の厳しい戦いを強いられています。そんな中で今注目、店頭で行列が絶えることがないのが、「俺のフレンチ」に代表される俺の株式会社の各店。12年の創業以来衰えを知らない急成長。10業態約30店舗がすべて行列店という驚異の大躍進です。その裏にあるのは、ブルー・オーシャンと呼ばれる戦略。飲食業界を牽引するブルー・オーシャンたちの事例に焦点を当ててみます。
組織の大手術を断行! パナソニックV字回復のなぜ
パナソニックの業績V回復が話題です。最大の要因としては事業の選択と集中がありました。そして具体的にそれを可能にしたものは、組織編成の変更。すなわち、創業者松下幸之助氏に由来し一時期は同社の代名詞的存在でもあった事業部制組織への回帰でした。組織編成の考え方の基本を押さえつつ、そのメリット、デメリットの観点からパナソニックの業績回復を検証してみます。
マクドナルドのブランド失墜に回復策はあるか
日本マクドナルドが、上場来初の営業赤字を計上する見通しを発表し話題になっています。直接の原因は、7月に発覚した肉の仕入れ先であった中国企業が使用期限切れの鶏肉を使用していた事件で、顧客離れに歯止めがかからないこと。しかし、根本にあるのは同社のブランドイメージ低下という由々しき問題です。マクドナルドのブランドイメージの低下を通じて、企業ブランドの崩壊と回復策について考えてみます。
企業の不祥事にみる、謝罪会見のあり方とは
企業不祥事に対する注目度の高まりとともに、目にする機会が増えてきた謝罪会見。この謝罪会見を含めた不祥事対応の良し悪しで、その企業に与えるダメージの大きさにかなりの違いが出ると言っても過言ではありません。ある意味、究極のリスクマネジメントととも言える不祥事対応、謝罪会見のあり方について、ガイドの記者時代の経験を踏まえて解説します。
ペヤング問題が一石を投じた企業のリスク管理とは
カップ麺商品への虫混入で全製品回収と製造ライン無期限停止に追い込まれた、ペヤングブランドのまるか食品。事故発生に対する初動のまずさが指摘されています。今回の事故の発生と対応の問題点は、同社のリスク管理マネジメントの欠如にありそうです。この一件から見える企業の危機管理マネジメントのあり方を考えます。
ドーナツは語る!セブンとローソン、真逆の戦略とは
時期を同じくしてコンビニエンスストア業界首位セブンイレブンと2位ローソンが、新たな戦略を打ち出しました。セブンイレブンは店頭でオリジナルのドーナツを扱い、ローソンは大手ネット通販を店頭で申し込めるサービスを開始します。業界の覇権を巡る火花の散らし合いと言えるこの戦いですか、戦略思考の面からはある意味真逆を行くものでもあるのです。業界主導権争いに見るその思考の違いを分析します。
ダイエーを消滅させた「ふたつの誤算」とは?
イオンがダイエーを完全子会社にする方針を発表し、長年日本国民に親しまれたスーパー「ダイエー」の名が消えることになりました。「価格破壊」をスローガンに消費者に届くあらゆるものの価格低下に取り組み、一時期は流通革命の風雲児とまで言われたダイエー。一世を風靡したダイエーがなぜ、その名を消すことになってしまったのでしょうか。マネジメントの観点から考えます。
その道のプロ・専門家約900人
起用ガイドが決まっていない方はこちら