こばやし あやな
フィンランド在住。大学院で芸術教育学を学ぶかたわら、フィンランドと日本とつなぐライティング・写真撮影・現地語通訳ガイド業・翻訳などを行っている。
特大パンが人気のヘルシンキ老舗カフェ・サクセス
おしゃれなショップが並ぶコルケアヴオレン通りに面した、1957年創業の老舗カフェ・サクせス。こだわりのブレンドコーヒーと、何よりビッグサイズで味もおいしいシナモンロールが名物のお店です。朝はさっそく一服にやって来る通勤前のビジネスマンたちでにぎわい、その後も一日中、ランチやコーヒーブレイクのために絶えず多くの人が立ち寄る、大繁盛カフェの魅力をお伝えします。
コーヒー通が通うヘルシンキ街角カフェKaffecentralen
観光者もよく行き来するヘルシンキ中心街の有名通りに、現在3店舗を構えるカフェセントラレン。ここは本来、エスプレッソコーヒーの専門店を銘打っている、選りすぐりのコーヒーマシーンや豆などを取り揃えたショップ。けれど店内には小さなカフェスペースも設けてあり、バリスタがその場で淹れてくれるコーヒーも最高! 気軽においしいコーヒーを飲みたくなったら、迷わず駆け込みたいお店です。
ヘルシンキのスイーツファン御用達 Kakkugalleria
ヘルシンキの中心街で計3店舗を経営しているカックガレリアは、ヘルシンキの甘党たちのあいだで大人気の、自家製ケーキ・カフェ。嬉しいケーキビュッフェもあるほか、レジでは自家製のジャムやお菓子も販売されています。また、店名にもあるようにギャラリーさながらのアートな店内も必見。種類豊富で色とりどりの、まさに北欧雑貨のようなケーキは、甘すぎず日本人にもぴったりと評判の高いおすすめカフェです。
ヘルシンキのおいしい老舗穴場カフェ、Hopia
ヘルシンキのトーロ湾近くの閑静な通り沿いにある、1949年創業の小さな小さな老舗カフェ、ホピア。お店の裏では毎日せっせと伝統的な菓子パンや軽食パンが焼かれ、タイミングが良ければ出来たてをその場で味わうことができます。特にここのカルヤランピーラッカは絶品と、毎日多くの地元客が買い求めにやってくるのです。長く市民に愛される、ほっと落ち着く土着型カフェの魅力をお届けします。
フィンランド・ラップランド地方
太陽がまったく地平線下に沈まない「白夜」が訪れる北極圏一帯のことを、北欧諸国ではラップランド(Lappi)と呼んでいます。そこでは、極北の息を呑む大自然そのものが特別な観光資源! 夏には沈まぬ太陽を浴びた無数の動植物がいきいきと輝き、冬には樹氷の森の上空をオーロラがたゆたいます。さらには素朴な郷土料理や少数民族サーミ人たちの独特な文化も魅力。おすすめの都市やアクティビティを紹介します。
フィンランド湖水地方
フィンランドのイメージといえばやっぱり森と湖。そんな原風景に出会いたければ、ヘルシンキから少し北上して湖水地方に繰り出しましょう。中東部一帯を占める湖水地方では、湖水面積が陸部を上回っていて、都市のそばでさえイメージ通りの風景が見られます。またロシア寄りの東部地方は、歴史的にフィンランド民族文化の真髄を育んできた地域。お喋り好きで郷土愛の強い人々との交流も魅力です。
フィンランドのエリアガイド
フィンランドの国土面積は日本から九州8県を差し引いた面積に近似しています。スウェーデン・ロシアという異なる文化を持つ国に挟まれた国土だけに、西部と東部で街並みや文化は大きく違いますし、地理的条件や緯度の変化にしたがって、自然の姿や日照時間なども国内で大きく変化します。今回は観光者にもわかりやすい地理的特色でフィンランドを4区分し、それぞれのエリアの特徴をご紹介します。
ヘルシンキと首都エリア
フィンランドの首都エリアを形成しているのは、首都ヘルシンキと、その衛星都市として周囲を取り囲んでいるバルト海沿岸の諸都市。カルチャー・グルメ・デザインなどの最新トレンドを発信し続ける一方で、首都圏と言えども美しい自然が身近にあり、決して忙しない印象を与えないのもフィンランド首都エリアの魅力。ヘルシンキだけでなく、日帰り小旅行の可能な周辺都市やその見どころについても紹介します。
バルト海・ボスニア湾の沿岸地域と群島
西の古都トゥルク周辺のバルト海沿岸都市や、ボスニア湾に面する西部の諸都市、そしてボスニア湾の入口部に無数に集まった群島。これらのエリアに共通するのは、海風のそよぐおおらかで清々しい雰囲気と、歴史的に西側の大国スウェーデンから受けた影響が今も色濃く見られるということ。長らくヨーロッパ諸国とフィンランド国内との架け橋であった、西部沿岸地域の独特の魅力を紹介します。
フィンランドを長距離列車&バスで旅するには
フィンランドの国土は決して小さくはないので、遠方の街へ繰り出すにはその手段を検討しなければなりません。時間を節約するなら飛行機が便利なのは間違いありませんが、空港のない小さな街に向かう際や、のんびりとリーズナブルに旅情を楽しみたい場合は、長距離列車や長距離バスがおすすめ。運航ルート・時刻の調べ方や切符の買い方などをここで予習して、自分らしい旅のアレンジを楽しんでみませんか?
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