ありた ひでき
「だから将棋を子ども達へ」将棋普及のクリエイター
(一社)普久原未来のための事業団の監事として、子ども文化事業を担当。将棋動画を作製し、将棋文化の普及・啓蒙活動をしている。(元)大分県子ども将棋ネット、将棋教室「将星会」代表。
将棋漫画「マサルの一手!」は水先案内船である
漫画は時として人生の水先案内船となる。サッカーのジダン、野球のイチロー、バレーの大林。皆、漫画に案内されて世界へ船を進めた。今回、紹介する「マサルの一手!」もまさしく水先案内となりうる漫画である。その魅力を分析ガイドする。
朝ドラ「マッサン」の将棋は日本人の底力だ
放映開始以来、快進撃を続けるNHKの朝ドラ「マッサン」。プロデューサーが描きたかったのは「日本人の底力」だという。その重要なアイテムとして「将棋」が登場する。マッサンとその周りの男達が織りなす「人情」というドラマを見続けてきた将棋盤についてガイドする。
「大分県・奇跡の棋績」の背景
本年(2014年)、ガイドの住む大分県将棋界は快挙を成し遂げた。小学生が全国優勝、高校生が全国3位、シルバーチームが同じく全国3位という記録である。いかにしてこの快挙が行われたのか。「大分奇跡の棋績(きせき)」の背景をガイドする。
「3月のライオン」は漫画の姿をしたポエムである(1)
「3月のライオン」は漫画の姿をしたポエムである。主人公に刺さる「無い」というトゲ。しかし、一方で彼は「有る」に満ちた現実に漂っている。暖かさと寂寥感(せきりょうかん)に揺れる心情をみごとに描いた作品である。
マツコ・有吉絶賛の「豊川孝弘」-棋界の音二郎
自由平等の思想は川上音二郎のオッペケペー節によって自由民権運動となった。難解な思想が民衆に届いたのだ。将棋も難解である。しかし、大衆にその面白さを届けなければ、将棋文化に未来はない。豊川孝弘は棋界の音二郎である。マツコ&有吉からも賞賛された豊川をガイドする。
「進撃の巨人」に潜む「将棋」
大人気SFアクション漫画「進撃の巨人」。その圧倒的な筆力とストーリー展開に度肝を抜かれた方も多いだろう。実は、この作品には「将棋」が潜んでいる。そして作者の諫山創は将棋が好きである。ガイドはそう見ている。ちなみに諫山は同じ漫画家の皆川亮二とタッグを組み、将棋漫画「the Killing Pawn」を発表するそうだ。今回は、ガイドなりの「進撃の巨人」観をお読みいただきたい
将棋の直感力を磨きたい方におすすめの棋書
アマチュアの将棋大会では1手30秒の持ち時間システムも珍しくはない。そんな時、必要になるのは直感である。ある局面を見てパッとひらめく力が身につけば、大会優勝も夢ではない。本書はそんな夢をも叶える棋書である。
内気な人にお勧め「パワー中飛車」本
少し将棋になれてくると、盤面に新しいあなたを創出できるようになる。いわゆるあなた独特の棋風と呼ばれるものができてくるのだ。棋風を持つこと、それが将棋の魅力の一つである。今回は「パワー中飛車で攻めつぶす本」を紹介する。もしあなたが内気だったとしよう。そんなあなたを弁慶に変えてくれる書籍である。
米長邦雄(後編)~究極の後手を引いた男
世間を相手に先手を指し続け、混乱と豊饒を巻き起こしてきた(故)米長邦雄。しかし、彼は究極の後手を引いていたのではないか。将棋界のカリスマに対するガイドなりの解釈にお付き合いいただきたい。
米長邦雄(前編)~先手を指し続けた男
かつて「泥沼流」と称される棋士がいた。故・米長邦雄永世棋聖である。彼の人生は、まさしく波瀾万丈。放つ言動は棋界を越え、世間に広がる「先手」であった。米長が生涯をかけて挑み続けたものとは何だったのか。その謎に迫りたい。
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