テーブル・椅子
椅子・名作椅子・チェア・スツール(5ページ目)
名作と呼ばれる椅子を中心に、どこが優れているのかをプロが解説します。
記事一覧
坐ることを拒否する椅子をつくった男(前
ガイド記事石川 尚「TAROさんに乾杯!」おもわずボクは、叫んでしまった。画家:岡本太郎…………。岡本太郎さんは前衛芸術家であることは百も承知していたが、1970年代の当時、ボクにとって、『芸術は爆発だぁ!』・・・と、やたらTVやマスコミで騒いでいる自己主張の強い『へんなおじさん』だった。しかし、世田谷美術館で開催さ...続きを読む
「挑戦」の哲学をもつ木の椅子(前編)
ガイド記事石川 尚『ZIGZAGChair』Rietveld(リートフェルト)チェリー材の赤みを帯びた木板が4枚、折り重ね連なる単純な構成が美しい椅子。正面からはその木板の薄さは微塵も感じられない木の量感がある椅子。今回ご紹介する椅子は、1934年にデザインされた折紙のような『ZigZagchair』、文字通りジグザ...続きを読む
日本土着的椅子:「ガマイス」1972年
ガイド記事石川 尚石川尚の「気になるデザイン」『原点』こころのデザイン日本の傑作椅子写真集01(引用:別冊商店建築78「日本の木の椅子」,p90,商店建築社発行)「金にはならないが、どうしてもやっておきたい仕事だからさせてくれ。」家族に頭をさげて取り組んだカラマツシリーズ。そのシリーズから日本の家具デザインの草分けの...続きを読む
超ロングセラー「ダイニングチェア」1955年
ガイド記事石川 尚石川尚の「気になるデザイン」『原点』こころのデザイン日本の傑作椅子写真集02(引用:別冊商店建築78「日本の木の椅子」,p54,商店建築社発行)1950年代、三人の建築家とそれぞれの事務所の家具デザイナー三人の共作の東京・六本木にある国立文化会館。2Fの1室にズラリとならんだダイニングチェアに腰掛け...続きを読む
P4 第2話/整理の鬼 水之江忠臣のデザイン
ガイド記事石川 尚■石川尚の実況ナマ中継!『ザ・仕事の現場』Part4社団法人日本インテリアデザイナー協会が、今年創立50周年を迎え「原点」こころのデザインをメインテーマに記念事業を開催しています。数ある記念事業の中でも今秋開催の展覧会と記念出版は特別なものになると思います。というのも、「展覧会」では、日本におけるイ...続きを読む
ローコスト椅子「ヒモイス」1952年
ガイド記事石川 尚石川尚の「気になるデザイン」『原点』こころのデザイン日本の傑作椅子写真集03(引用:別冊商店建築78「日本の木の椅子」,p44,商店建築社発行)まるで学生時代を思い出すような直木材+ひもによる椅子。全てをそぎ落とした単純な形状には素朴さと民族的な匂いを感じる。この椅子は、未だ物資も加工の為の機械もな...続きを読む
籐家具の傑作「トリイスツール」1956年
ガイド記事石川 尚石川尚の「気になるデザイン」『原点』こころのデザイン日本の傑作椅子写真集06(引用:別冊商店建築78「日本の木の椅子」,p56,商店建築社発行)藤家具と言えばアジアのイメージが強い。よくリゾート地でみかける藤の椅子は大振りであまり好きではないが、このトリイスツールは端正で軽く、時間が経つほどに程良い...続きを読む
「挑戦」の哲学をもつ木の椅子(後編)
ガイド記事石川 尚『ZigZagchair』GerritThomasRietveld(ヘリット・トーマス・リートフェルト)1934年、オランダ人:ヘリット・トーマス・リートフェルト(GerritThomasRietveld)によってデザインされた美しい木の椅子:『ZigZagchair』。筆者のプレス・レポート「日本...続きを読む
この春、買いたいオシャレなイス【BEST5】
ガイド記事石川 尚石川尚の一家一脚・椅子物語UP#044ガイドいちおし!「春」のお部屋のセンスアップ。今や定番!各メディアやショップの中でも注目度上位キープの「デザイナーズモノ」。中でも※ファニチャーイストにとって、「デザイナーズファニチャー」は一番気になる存在。(※ファニチャー大好き人:筆者の造語)友人宅に伺っても...続きを読む
日本文化に感化。「ペリアンチェア」1953年
ガイド記事石川 尚石川尚の「気になるデザイン」『原点』こころのデザイン日本の傑作椅子写真集07(引用:別冊商店建築78「日本の木の椅子」,p46,商店建築社発行)この椅子は、フランスのデザイナー、CharlottePerriand(シャルロット・ペリアン)女史によって1955年にデザインされた。ペリアン女史は戦前(1...続きを読む