住まいのプロが提案「イエコト」
住まいなでしこ ~女性目線のすまいのヒント~(8ページ目)
住まいについて、暮らしについて、女性の目線からさまざまなガイドが語るコーナーです。
記事一覧
雪国の住まいのくふう 家と庭木 篇
ガイド記事井上 恵子いよいよ本格的に雪が降る季節がやってきた。雪が深い地域では、11月になるとあちこちで雪囲い(ゆきがこい)や雪つりの準備が始まる。雪囲いとは、雪の重みで家や庭樹が潰されないよう、家や庭樹の周りを板やヨシなどで囲うこと。雪つりとは枝が雪の重みで折れないように枝を上から縄で吊るすこと。身近にある「雪囲い」...続きを読む
玄関に160センチの木製バー
ガイド記事岩間 光佐子83歳の父と78歳の母は、築37年の木造家屋に暮らしている。年齢に合わせて暮らしやすいように、何度かリフォームを重ねたものの、高齢のふたりの日々の暮らしの中では、何かしらの不便さは出てくるものだ。たとえば、昔風の住まいは、玄関の上がり框が高く、靴を履いたり、脱いだりする時など、かなりキツイ。横の下駄...続きを読む
自然の素材は覚悟がいる
ガイド記事岩間 光佐子わが家の設計をお願いした建築家のKさんは、自然素材を用いて居心地のよい空間を作り出すことに定評のある方だ。その空間づくりに魅かれて依頼したので、使用する素材については、特に要望は出さなかった。構造的にも、空間的にも、予算的にも、適した素材を選んでくれるはずだし、全体のバランスの中での、専門家の選択を...続きを読む
周辺環境を、買う
ガイド記事岩間 光佐子数年前、「土地を買って、家を建てよう」と決めた。仕事柄、家という「器」は、どうにかなると思っていた。条件の厳しい敷地だったとしても、信頼できる建築家にお願いすれば、なんとかなる。予算が足りなければ、小さな家にすればいいし、変形敷地であっても、工夫すれば、それなりの居心地は確保できるはず。けれど、問題...続きを読む
子どもの独立を妨げない子ども部屋
ガイド記事井上 恵子子ども部屋不要論子ども部屋は本当に必要なのだろうか。「頭のよい子は個室ではなくリビングで勉強している」という本が出たのが約6年前。有名中学に合格した子どもの勉強方法を調べたら、多くの子どもが子ども部屋を与えられながらも勉強はそこではせずに、リビングやダイニングテーブルでしていたという内容だった。その...続きを読む
引き戸がいっぱい!
ガイド記事岩間 光佐子三十うん年前、ワタシの中学入学に合わせて、両親が家づくりを始めた。間取り図を見せてもらうと、ワタシの部屋は、4畳半の洋室。それまでは、畳に障子の和室の隅っこ、だったので、本当に嬉しかったことを覚えている。ただ、どうしても納得できなかったのが、入口がドアではなく、引き戸だったこと。憧れの個室、白い壁に...続きを読む
母を孤独にさせないキッチン
ガイド記事井上 恵子おっくうな食事の後片付けお料理は楽しい。でも片づけは苦痛。掃除、洗濯、炊事という毎日の家事の中で一番おっくうな食事の後片付け。私自身、食事を作ることはどちらかというと楽しい。楽しみにしていてくれる家族がいればがぜんヤル気もでる。食事を作って、おいしくいただいて、そこまではいいけれど、誰か(主に私)が...続きを読む
一戸建ての醍醐味というけれど……
ガイド記事岩間 光佐子「家づくりの際には、建物本体だけでなくエクステリアやガーデンプランも一緒に検討することで、まとまりのある佇まいの住まいが完成するものです」とか、「家の本体だけの予算に気をとられていると、外構や庭づくりの費用が足りなくなることもあるので、予算組みには余裕をもって」とか、いつも原稿に書いたり、お話をして...続きを読む
一生モノの家具
ガイド記事岩間 光佐子20代の頃、「どうせ買うなら一生モノの家具がいいな」と思っていた。海外のインテリア雑誌で「結婚祝いに、母が使っていた祖母のチェストを譲ってもらった」なんて記事を見ると、やっぱり、いい家具を買えば、ずっと使えるのね、と感心したものだ。だから、ひとり暮らしを始めた時、少し無理して、無垢材の食器棚を買った...続きを読む
額に入れれば立派な家宝
ガイド記事岩間 光佐子両親から受け継いだ墨絵。新しい家のリビングに飾ろうと思って、プランニングの段階から、壁に補強の下地を入れて欲しいとお願いしていた。最近の額ならそうでもないんだけれど、昔の額って感謝したいほどしっかりした木製の枠で、とっても重い。ガラスだけでも結構な重量があるので、下地の補強としっかりとした金具は必須...続きを読む