書籍・雑誌
話題の本関連情報(15ページ目)
芥川・直木賞ほか、各種文学賞の受賞作や受賞作品を解説しています。
記事一覧
『窓の灯』
ガイド記事梅村 千恵第42回文藝賞受賞作。他人の生活を覗き見する主人公の心象風景を清潔感のある文体で紡ぐ『窓の灯』・青山七恵(著)・価格:1050円(税込)この本を買いたい!■他人の生活のシルエットを覗き見する女性を主人公にした文藝賞受賞作綿矢りさ以来、超若手の書き手を輩出する賞としてすっかりおなじみになった文藝賞。今...続きを読む
『砂漠』
ガイド記事梅村 千恵イサカの最新作は、パワーあふれる青春小説。ちょっと奇妙な若者たちが、砂漠に雪を降らせる!?『砂漠』・伊坂幸太郎(著)・価格:1600円(税込)この本を買いたい!■大学生活というオアシスにも出没する「砂漠」に挑む若者たちを描いた、サプライズてんこもりの青春小説今もっとも注目を集める書き手の一人である著...続きを読む
『ハルカ・エイティ』
ガイド記事梅村 千恵「うちはなんもできひん凡人やけど」・・・激動の時代を、溌剌と生きた一人の女性の姿を瑞々しい筆致で描く『ハルカ・エイティ』・姫野カオルコ(著)・価格:1995円(税込)この本を買いたい!■大正生まれの元祖モダンガール「うちはなんもできひん凡人やけど」・・・激動の時代を「きちんと」生きた女の一代記独自の...続きを読む
『バスジャック』
ガイド記事梅村 千恵バスジャックがブームになり、能楽に見立てた形式が浸透し、「バスジャック規正法」なる法律も施行・・・日常の輪郭が溶け出したところに現出する世界をえ害他7編を収録『バスジャック』・三崎亜紀(著)・価格:1365円(税込)この本を買いたい!■問題作『となり町戦争』でデビューした著者の第2作。一見強固に見え...続きを読む
『スープ・オペラ』
ガイド記事梅村 千恵男二人、女一人。キャー、スリリングな三角関係!?ちょっと違うんだな、これが。違うけれど・・・『スープ・オペラ』・阿川佐和子(著)・価格:1680円(税込)この本を買いたい!■アガワ女史の本格長編小説。大人が書いた大人のための・・・エッセイストとして、ニュースキャスターとして大活躍の阿川佐和子女史。坪...続きを読む
『ニート』
ガイド記事梅村 千恵ニートと呼ばれる生活をする男に対する女性の複雑で切ない思いを描いた表題作ほか5編を収録『ニート』・絲山秋子(著)・価格:1260円(税込)この本を買いたい!■文学作品にして稀有なほど直裁。そのタイトルに込められた著者の思いとは?2004年『袋小路の男』で川端康成文学賞、2005年『海の仙人』で芸術選...続きを読む
『アンボス・ムンドス』
ガイド記事梅村 千恵地球の「裏」での幸福な時間。「表」に戻ってきた教師カップルを待っていたものは・・・桐野夏生、最新短編集『アンボス・ムンドス』・桐野夏生(著)・価格:1365円(税込)この本を買いたい!■人間の悪意、アンモラルさ「そのもの」を「ほのめかし」なしで描ききる『柔らかな頬』で直木賞、『グロテスク』で泉鏡花文...続きを読む
『すべて忘れてしまえるように』
ガイド記事梅村 千恵ヨーロッパを震撼させた幼児監禁・殺害事件の生存者である著者。渾身の思いで語る、事件の真実、その後とは?『すべて忘れてしまえるように』・サビーヌ・ダルデンヌ(著)・価格:1680円(税込)この本を買いたい!■ヨーロッパ中を震撼させた幼児監禁・殺害事件。生存者である著者が、事件の内実とその後を語る199...続きを読む
愛されるより愛したい、だけど・・・ 「愛する」勇気をもらえる
ガイド記事梅村 千恵■みんな、どうしてそんなに簡単に「愛せる」の?愛する実感の沸点の高い人に贈る本たち■突然ですが、「愛する」という感情を実感するには、沸点のようなものがあって、その沸点の高い人と低い人がいるような気がしませんか?まだ相手のこともよくわかっていない段階で、「私はこの人が好き、愛している」と他人にも自分自...続きを読む
浅田次郎、最新作! 『憑神』
ガイド記事梅村 千恵舞台は幕末“神”に憑かれた下級武士を通して描かれるものは・・・★ごめんなさい!書影は後日・・・『憑神』・浅田次郎(著)・価格:1575円(税込)この本を買いたい!■時は幕末。不遇な日々を過ごす貧乏旗本の次男に憑いた神。神は神でも・・・ますます円熟味を増す、稀代のストーリーテラー、浅田次郎の新作時代長...続きを読む