感染症
動物の感染症 (狂犬病・BSE・口蹄疫)
ペットや家畜を中心に広がる狂犬病・BSE・口蹄疫などの感染症。動物の感染症に関する正しい知識をつけていただけるよう、それぞれの感染症の特徴、人間が注意すべきこと、対処法などの基礎知識をわかりやすくまとめました。
記事一覧
河川失明症(オンコセルカ症)の症状・治療・予防
ガイド記事清益 功浩河川失明症(オンコセルカ症)とは河川失明症(オンコセルカ症)は日本では馴染みの少ない病気ですが、中央・東西アフリカ、中南米の一部および中東のイエメンに見られます。原因は蠕虫(ぜんちゅう、体が細長くクネクネして移動する虫のこと)である回旋糸状虫です。英語ではフィラリアと言い、イヌの寄生虫で有名ですが、...続きを読む
まもなく狩猟解禁シーズン、ジビエで注意すべき病気
ガイド記事清益 功浩ジビエとは野生の鳥獣の肉をジビエと言いますジビエとはgibierというフランス語に由来します。狩猟などで得た天然の野生の鳥や動物(鳥獣)などの食肉を意味します。具体的によく食されるのは、シカ・イノシシ・野ウサギ・ヤマバト・マガモ・コガモ・オナガカモ・カルガモ・キジ・コジュケイ・カラスなどがあります。...続きを読む
コウモリから感染症が伝染る可能性はあるの?
ガイド記事清益 功浩コウモリは人獣共通の感染症を拡大させる可能性があるコウモリは鳥類ではなく、我々に近い哺乳類ですコウモリといえば、「トリでもない獣でもない仲間はずれ」「吸血鬼」「ドラキュラ」「闇の世界からの使者」など、あまりいいイメージがないかもしれません。分類としては私たち人間と同じ哺乳類に分けられます。その種類は...続きを読む
ネコから病気をもらうと「モテ期」が到来する?
ガイド記事今村 甲彦ネコから病気をもらって「モテ期」到来?ネコからもらった病気で……ネコから病気をもらって「モテ期」が到来する可能性があることが報告されています。その病気の名前は、「トキソプラズマ感染症」。トキソプラズマとは寄生虫で、ネコが宿主ですが、ヒトにも感染する「動物由来感染症」です。ネコの寄生虫である「トキソプ...続きを読む
チャドクガ、やけど虫に刺されたときの対策方法・症状
ガイド記事清益 功浩虫が原因の接触性皮膚炎の症状……紅斑・丘疹、痒み・痛みも触れただけで湿疹や痒み、痛みなどの症状が起こる接触性皮膚炎。金属や植物だけでなく、虫が原因で起こることもあります接触性皮膚炎とは、その名の通り、皮膚に接触したものが原因で、接触した部分に、「紅斑(こうはん)」と呼ばれる赤い湿疹や、「丘疹(きゅう...続きを読む
トキソプラズマの原因・症状・検査・治療
ガイド記事清益 功浩トキソプラズマとはトキソプラズマは、Toxoplasmagondiiという原虫(原生生物と言って、アメーバやゾウリムシのような単細胞の微生物)です。この原虫は、哺乳類や鳥類に感染します。一度感染すると、免疫力である抗体が体内にできるため、2度目の感染がありません。人における感染率は、国・地域・年齢・...続きを読む
猫ひっかき病の症状は?自然治癒が多いが重症化することも
ガイド記事清益 功浩猫ひっかき病とは……原因菌を保菌するネコとの接触で感染愛猫家の方にとってネコは大切な家族の一員でしょう。しかし日常的にネコとの距離が近く、発熱やリンパ節の腫れが起こった場合、猫ひっかき病も疑う必要があります「猫ひっかき病」は名前の通り、ネコによって起こる病気です。ネコに保菌されているバルトネラ・ヘン...続きを読む
マダニで死亡も……重症熱性血小板減少症候群とは
ガイド記事清益 功浩重症熱性血小板減少症候群(ダニ感染症・SFTF)とはフタトゲチマダニというマダニです(出典:国立感染症研究所昆虫医科学部)「ダニ感染症」とも言われている「重症熱性血小板減少症候群」。少し専門的ですが、「SFTS(severefeverwiththrombocytopeniasyndrome)」と呼ば...続きを読む
狂犬病の症状・感染源・死亡率
ガイド記事西園寺 克狂犬病の症状・死亡率犬などの動物にかまれることで感染する狂犬病。海外では注意が必要です狂犬病の主な初期症状は、発熱などの風邪に似た症状とさまざまな神経症状。神経症状は、音や光に敏感になり不必要に怯えたりする知覚過敏と、神経麻痺やそれによる痛みから生じる特有の症状があります。神経症状が起きると精神的に...続きを読む
狂犬病の治療法・予防接種
ガイド記事西園寺 克犬や動物に咬まれたときの応急措置狂犬病リスクが高い地域に行く場合、事前のワクチン接種を。万一の場合は早急な応急措置と受診が最重要犬や犬以外の動物に咬まれた時、咬んだ動物が狂犬病を発症していなくてもウイルス感染の危険があります。最初にできる応急措置法として、傷口をすぐに洗うことが最重要。海外ではすぐに...続きを読む