資格取得などの勉強には、2~3万円程度でできるものから20~50万円程度のものまであり、大学院などで本格的に学びたい場合には200万円程度のお金がかかります。キャリアプランに応じて必要なお金を貯蓄しておくようにします。また、教育ローンなどを利用するのも1つの方法です。
(1)一般財形貯蓄
会社員などが利用できる給料天引きの貯蓄で、貯めたお金の使い道は自由に決められます。年齢や積立金額に制限がなく、複数の金融機関と契約することが可能です。原則、3年以上にわたって定期的に積立をしていきます。
一定基準を満たすと財形教育融資や財形住宅融資を利用することもできます。勤務先によっては、自己啓発のために一定額以上を引き出した場合に財産形成貯蓄活用給付金が支給される場合があります。
(2)投資信託
3~5年程度先に使うお金は、一部を投資信託で運用しながら積み立てていくのも1つの方法です。投資信託は、複数の投資家から集めた資金を運用のプロが株式や債券など複数の銘柄で運用します。元本は保証されませんが、特定の銘柄を購入する株式投資よりもリスクが分散されるメリットがあります。1万円程度から購入可。
(3)教育ローン
公的な教育ローンには財形教育融資と国の教育ローンがあります。財形教育融資は財形貯蓄を利用している人が対象ですが、高校や大学、大学院などに通う場合に利用できます。国の教育ローンは資格取得の学校などでも、一定要件を満たせば利用可能です。
【上野 やすみ】