(1)公立小学校
文部科学省の「平成16年子どもの学習費調査」によると、保護者が支払った公立小学校の1年間の費用総額は31.4万円で、このうち「学校教育費」が5.5万円、「学校給食費」が4.1万円、「学校外活動費」21.9万円となっています。
学校教育費の中で多いのは「学用品・実験実習材料費」で1.7万円、次いで「通学用品費」1.1万円となっています。「学校外活動費」では、「スポーツ・レクレーション活動」、「芸術文化活動費」が約4万円と最も多くなっています。
(2)中学校
中学校の1年間の費用総額は、公立が46.8万円、私立が127.5万円です。公立中学校の「学校教育費」は13.3万円で、このうち最も高いのは「修学旅行・遠足・見学費」2.6万円、次いで「教科外活動費」2.5万円となっています。
私立中学校の「学校教育費」は95.6万円で、このうち最も高いのは「授業料」41.7万円、次いで「その他の学校納付金」22.3万円となっています。
「学校外活動費」の中で多くを占めるのは「学習塾費」で、公立が17.4万円、私立が12.2万円となっています。
(3)高等学校
高等学校の1年間の費用総額は、公立が51.6万円、私立が103.5万円です。
公立高等学校の「学校教育費」は34.2万円で、このうち最も高いのは,「授業料」11万円、次いで「通学費」4.3万円となっています。
私立高等学校の「学校教育費」は76.9万円で、このうち最も高いのは、「授業料」32.2万円、次いで「その他の学校納付金」18.7万円)となっています。「学校外活動費」の中で多くを占めるのは「学習塾費」で、公立が6.8万円、私立が12.3万円となっています。
【上野 やすみ】