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子供追加特約を上手く使おう!

せっかく無事故が十年続いても子供が免許を取れば運転者年齢条件を変えなければなりません。保険料負担が厳しいところですが、こんなとき検討したい子供追加特約。その中身を見てみましょう。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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子供特約の適用要件を理解しましょう。
「子供追加特約」 すでに活用している人もいるかもしれませんし、良く分からないと言う人もいるでしょう。

子供が免許を取って運転するようになったため、自動車保険料が高くなった!という方のために今日は「子供特約」について解説したいと思います。

子供追加特約ってなに?

子供特約とは、自動車保険の対象者となっている人(記名被保険者)の子供について、元も契約(主契約)とは別に運転者年令条件を決める特約のことを言います。

例えば、自動車保険の運転者年齢条件が30歳以上補償となっている場合に子供追加特約は26歳以上補償にすることができるということです。

自分の子供については26歳以上、それ以外は30歳以上補償ということになります。結果的に契約全体を26歳以上補償に変えるよりも保険料負担は軽減されます。

子供追加特約を適用できる条件

各損害保険会社の商品によって条件に違いはあると思いますが、主なものを挙げてみます。
1.保険の対象者(記名被保険者)が「個人」
2.ノンフリート契約である(普通の人はノンフリート契約です)。
3.運転者年齢条件が付帯されている(これがなければこの特約の意味がないため)。
4.対象となる車両が子供特約の対象となる子供が自分で所有する車両でない。
5.対象となる自動車を確認する。
  (一般的に自家用普通乗用車、自家用小型貨物車、自家用軽四輪乗用車などを対象にしており、レンタカーや教習用自動車は対象外)

子供追加特約の注意点

年令条件の設定自体がクルマを運転する人を制限する特約です。そこにさらに制限を設けるわけですから、適用にならないケースなどは必ず確認してください。

1.運転者夫婦限定・運転者本人限定特約は同時に付けることはできない。
2.前述の通り子供本人が所有する車両には適用できず、さらにそうでなくても子供が主に使用する車両については適用できないことがあるので注意する。
3.「別居の未婚の子(両親と同居していない結婚歴のない子)」が対象とならないものもあるので適用範囲を確認する。

このように色々と気をつけなければならない点があるので注意しましょう。一般的には子供がクルマを運転することになり、年令条件の変更を検討している人向けの特約です。

また家庭の状況に変更があるとき、例えば子供追加特約の対象の子が結婚して家を出たなどの場合、この特約の適用から外れますので、このようなことがあれば保険会社や専門家に相談してみてください。


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