自動車保険/自動車保険の基礎を学ぼう

自身の体についての補償 ~自動車保険の基礎解説4~(2ページ目)

自動車保険はもともと事故の加害者になってしまった時のための保険です。とはいえ事故でケガをしてしまった時の備えもやはり重要です。今回は「自分自身の体」についての補償を考えます。

松本 進午

それでは以下「人身傷害補償保険」についてもう少し詳しくみてみましょう。

どんな場合に補償されるの?

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歩行中の事故も補償されます
一般的にこの保険では、被保険自動車(つまり保険を掛けている車のことですね)に搭乗中のみに補償されるという制限を付けない限り(特約で制限します)、「他の車に搭乗中の場合」や、「歩行中に車に接触した場合」にも補償されます。

なかには「自転車で転んだ場合」や「駅の(改札内)階段で転んだ場合」などに補償の範囲が拡大されている商品もあるようです。

どんな費用が補償されるの?

この保険では、基本的に相手があれば相手方から補償を受けられたであろう部分が補償の対象となります。具体的にはケガや後遺障害あるいは死亡による、治療費、休業損害、精神的損害、逸失利益、葬祭費などが考えられますが、それぞれ保険金額を限度に契約している保険会社が認めた金額が支払われることとなります。

それでは保険金額はいくらにしておけば良いでしょうか?一般的に各社とも、最低「3000万円」から最高で「無制限」の間で保険金額を設定することができるようです。ここで、できることなら「無制限」といきたいところですが、それなりに保険料の負担が大きくなりますので、主に補償の対象となる方について、各社が目安として出している金額を参考に、妥当な金額を設定すると良いでしょう。

今まで付けていなかった人は、とりあえず「3000万円」での加入を検討してみてはいかがでしょうか?



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