保険会社も実は保険に入っているってご存知でしたか?今回は世界最大の再保険引き受け組織、英国ロイズ保険組合のお話です。(前回の記事はコチラ

保険会社が入る保険とは?

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ロンドン・シティにあるロイズ保険の玄関前です。一見歴史を感じさせますが、全体を見るととても近代的なビルです。
米国で発生した同時多発テロの影響により、国内損保各社が多額の損失を被ったというニュースは記憶に新しいところですが、このとき初めて「再保険」という言葉を耳にされた方も多かったかと思います。

一般的に、大規模な自然災害や大事故などの巨大なリスクは、1つの保険会社では抱えきれないため、リスクの一部を他の保険会社と分担するために再保険という仕組みが利用されています。再保険は一般の保険会社が引き受ける場合と再保険専門の会社が引き受ける場合がありますが、再保険専門の会社として世界で最も有名なのがイギリスのロイズ保険組合です。

もともとはコーヒー・ハウスでした

1688年頃、エドワード・ロイドという人が、ロンドンのタワー・ストリートに「ロイズ・コーヒー・ハウス」を開店すると、貿易商や船員などが自然にこの店で情報交換を行なうようになりました。そこでロイドは海運情報(船、積荷、潮流、気象など)のニュースを発行するサービスを始めたところ、彼のコーヒー・ハウスは非常に繁盛し、保険引き受け業者(アンダーライター)が集まるようになります。かの有名なロイズ保険も、もとをただせばコーヒー・ハウスだったなんて・・・繁盛する当時のお店に想いをはせるとちょっとロマンを感じませんか?