現実はとても厳しいのです
また、自動車による人身事故の被害者は、大きな過失がない限り、自賠責保険の保険金を減額されることはありませんが、自転車事故のような、一般の不法行為による被害者は、容赦なく過失相殺されてしまいますので、仮に損害賠償を受けることができたとしても、相当の減額を余儀なくされる可能性があります。そもそも自転車対歩行者の事故では、どちらがどのくらい悪いのかについて、判断が難しいケースが多く、加害者となってしまった人が自ら非を認めてくれない限り、現実問題として、被害者が加害者の過失を立証して損害賠償を請求するのは、非常に難しい作業になります。
ところで話しは変わりますが、このようなケースに備えることができる保険はないのでしょうか?被害者・加害者どちらの立場も決して他人事ではありませんよね?
次回はこのような場合に役立つ保険についてご案内します。