国内資産のベンチマーク
経済も金融も地球規模の時代となった。日本国内だけを見ていては、大きな循環を見失ってしまう! |
東京証券取引所の第1部の株価指数としては、もっとも一般的なものです。第1部に上場するすべての銘柄を時価総額で加重平均した指数のため、もっとも一般的で信頼性の高い指数です。1968年1月4日の時価総額の合計を100としていますが、現在のTOPIXが1,700以上ですから、この38年間で時価総額が17倍になっていることになります。
●日経平均株価指数
ニュースでよく使われる平均株価。東証1部上場銘柄のうち225銘柄の株価を合計して銘柄数で割った単純平均の数字です。必ずしも、市場全体を正確に反映しないことや、銘柄の見直しが行なわれると指標の継続性が失われるという欠点を持っています。
●TOPIX2部
同じ日本株でも、大型と小型ではかなり異なる値動きをしますので、ベンチマークも使い分けなければなりません。こちらはTOPIXの小型株版で、東証2部上場の全銘柄を対象とした時価総額加重平均指数です。2006年5月初めで5,000弱ですから、この38年間に約50倍になっています。
●JASDAQ指数
こちらは中小中堅ベンチャー企業向けの株式流通市場の指数で、TOPIX2部よりもさらに激しい値動きを記録しています。基準日は1991年10月28日で、同日の指数は100です。2006年5月2日の指数は116.18でした。
●NOMURA-BPI
NOMURA Bond Performance Index 日本の公募債券流通市場全体の動向を示すための投資収益指数で、1983年12月末を100として計算されていますが、2006年3月末の指数は295.47。国内債券の総合ポートフォリオは、この22年間で4.87%の年率で回っていたということは、けっこうな高利率。デフレ期の今から振り返ると、新鮮なサプライズです。
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