●資金循環表とは何か

資金循環統計は、一つの国で生じる金融取引や、その結果として、保有された金融資産・負債を、企業、家計、政府といった各経済主体ごとに、かつ金融商品ごとに包括的に記録した統計です。日本銀行が四半期ごとに作成、速報を翌四半期の最終月第11営業日に公表しています。

金融取引によって生じた、期中の資産・負債の増減額を記録した「金融取引表」、取引の結果、期末時点で保有される資産・負債の残高を記録した「金融資産・負債残高表」、期中における資産の評価額の変動(株価の変動など)に伴う資産・負債の増減などが含まれる「調整表」の3表があります。

今回は2004年3月15日に速報が公表された中から、2003年12月末の残高表を確認してみましょう。





一番下の1409兆円が、久しぶりに大台を回復した個人金融資産の金額です。額が大きすぎて実感が湧かないようなら、単位を万円に読み替えてみると、わかりやすいかもしれませんね。

構成比を見ると、現預金、保険という元本保証商品に大きく偏在していることが明らかです。諸外国との比較も機会があればチェックしておきたいところです。ライフプランから導き出して、お金を使うことを考えたご自分の金融資産ポートフォリオを作り上げていく際に参考になる点が見いだせるかも知れません。

日本の総人口で割った1人あたりの金額も算出してみました。世帯数で割るのも一法ですね。ご自分の家計ポートフォリオと比較していただくと面白いのではないでしょうか。

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このコーナーでは、ライフプランの全体像までは取り上げませんが、家計ポートフォリオをどう読んでいけばよいのか、実例に基づき解説していきたいと思いますので、ぜひ、あなたの金融資産の明細をお寄せください。


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