2006年1月に販売された固定金利5年物個人向け国債が2011年1月に満期を迎え、初めて償還されました。この償還以降、今後は数兆円もの資金が償還される予定です。

個人向け国債は、国が発行し、利子や元本の支払い(償還)を行う国債の一つです。国債は、国が発行していることもあり、すべての債券の中では最も信用力が高いとされています。そして個人向け国債は私達に最もなじみのある国債だと言えるでしょう。

利付国債と個人向け国債の違い 

個人向け国債以外にも、私達が購入できる国債として利付国債があります。利付国債は個人向け国債同様、半年ごとに利子を受け取れる仕組みです。個人向け国債と若干異なる点がありますので、簡単に表にまとめてみました。

個人向け国債と利付国債の比較

個人向け国債と利付国債の比較。拡大画像あり


上記の表の通り、個人向け国債と利付国債の異なる点としては、利付き国債は固定金利だけである点、満期が2、5、10年である点、購入金額が最低5万円から5万円単位である点、そして中途換金の方法です。

中でも中途換金の取扱いに注意!

個人向け国債の中途換金は、一定期間が経過すれば、ペナルティとして手数料を支払うことで解約ができます。国が買い取りを行いますので、元本金額に変更はありません。

一方、利付国債の中途換金は、金融機関を通して市場でいつでも売却を行うことができます。国債の価格は市場の金利水準に連動していているので、たとえば、市場金利が下落すれば国債の価格は下落することになり、売却によって損失を被る恐れもあります。

つまり、利付国債は個人向け国債と異なり、売却する時の市場動向によって元本が減る、もしくは増える場合があるのです。もちろん、満期まで保有していれば元本は償還されます。

さてどちらの国債を購入したらよいのか迷ってしまう人も多いことでしょう。次のページでは、どのような場合にどちらの国債を購入したらよいのか考えてみます。