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利付国債vs個人向け国債。3つの選ぶ基準(2ページ目)

個人向け国債が初めての償還を迎え、今後も多くの資金が償還される見通しです。しかし、現在の低金利では、有望で安全な投資先に選択肢は少ないと言えます。安全な投資先の一つに、利付国債があります。利付国債と個人向け国債では、どちらがいいのでしょうか?両者の違い、そして選ぶための基準をまとめてみました。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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 選ぶ基準1:金利を比較して選ぶ

イラスト

国が発行している国債だから安心と思わず、よく検討してから購入しましょう。

どちらも同じ国債ですが、実は利付国債と個人向け国債では金利に差があります。たとえば、2011年1月に発行された利付国債5年は年0.506%(税引き前)です。一方、2011年1月に発行された固定金利5年物個人向け国債は、年0.37%(税引き前)となっています。

どちらの国債とも固定金利型で満期までの期間も同じく5年、仮に満期まで保有することが確実な場合は、金利が高い利付国債を選んだ方がいいと思いませんか?

選ぶ基準2:万が一、中途換金することを考えて選ぶ

最初は満期まで保有する予定だったけれども、不測の事態により中途換金せざるを得ない事態もあるでしょう。利付国債の場合は、儲かることもあれば損をすることもあります。元本割れに抵抗を感じる場合は、個人向け国債が良いかもしれません。

ただし、利付国債には満期まで2年という短期間のものも存在します。中途換金の可能性があるなら満期までの期間が短いものを選ぶという方法も考えておきましょう。

選ぶ基準3:購入場所の利便性で選ぶ

取扱い金融機関によって若干手数料などは異なる場合もありますが、個人向け国債は多くの金融機関で取り扱っていますから手軽に購入することができます。一方、利付国債は多くの金融機関で取り扱っているとは言い難い状況ですから、手軽に購入というわけにはいかないかもしれません。

金利の有利さをとるか、リスクをとるか、便利さをとるか。選択基準は自分次第です。どちらを選ぶのがよいのかをよく考えて、お金の預け先を決めましょうね。

参考:財務省新窓販国債個人向け国債
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