
NISA(少額投資非課税制度)スタート以降、「長く持てる株を探したい」という個人投資家が増えています。短期売買で利益を狙うよりも、配当や優待を受け取りながら、じっくり資産形成を進めたいという考え方が広がっているためです。
そのなかで注目されているのが、配当と株主優待の両方を期待できる銘柄です。優待株は、実際に優待を利用できるため、投資初心者でも「保有するメリット」を実感しやすい特徴があります。また、中長期で保有することで、値動きに一喜一憂しにくくなる点も魅力です。
特に、安定した事業基盤を持つ企業は、NISAとの相性がよいと考える投資家も少なくありません。生活関連サービスや安定需要型ビジネスは、景気変動の影響を比較的受けにくいケースもあります。
一方で、優待制度は将来的に変更される可能性もあります。そのため、「優待だけ」で判断するのではなく、業績や財務内容、配当方針なども含めて考えることが重要です。
2026年5月の権利取り最終日は5月27日です。今回は、5月権利確定の銘柄のなかから、「長期保有」「安定性」という観点で注目したい3銘柄を紹介します。
サカタのタネ<1377>
サカタのタネ<1377>は種苗大手で、野菜や花の種子を世界展開しています。農業関連という安定需要型ビジネスであり、長期保有目線の投資家からも人気があります。株主優待は、三越伊勢丹が運用するサイトで使用できるカタログギフトです。世界的な人口増加や食料問題への関心が高まるなか、農業関連分野は中長期テーマとして注目されることもあります。なお、株主優待の権利に保有期間1年以上という条件はありますが、5年以上の保有で、株主優待が大幅に拡充される制度を導入しています。こうした制度も中長期向けと言えるでしょう。
日本毛織<3201>
日本毛織<3201>は衣料、商業施設、不動産など幅広い事業を展開しています。11月決算企業ですが、株主優待の権利取りは年1回の5月末となっており、QUOカードや自社グループ関連優待などが用意されています(1年以上継続保有が条件)。事業の多角化が進んでいることから、特定分野の景気変動に依存しにくい点も特徴です。比較的安定した配当政策を意識する投資家も多く、優待と合わせた「総合利回り」に注目する個人投資家も少なくないでしょう。
ウェザーニューズ<4825>
ウェザーニューズ<4825>は、民間気象情報サービス大手です。法人向け気象情報サービスなど独自性の高いビジネスを展開しています。安定収益型のIT関連企業として知られており、中長期投資家からも注目される存在です。株主優待では、200株以上保有の株主を対象に、自社サービス関連特典などが用意されています。気象情報は物流、航空、海運、建設など幅広い業界で利用されており、社会インフラ的な側面を持つ点も特徴です。近年は異常気象への関心も高まっており、防災関連という観点からも注目されるでしょう。
※株主優待に関する情報は、記事執筆時点のものになります。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。
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