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反発する株価!不景気なのになぜ株高?

2009年3月初旬を底として世界の株価は反発しました。こんな暗い経済環境の中でなぜ株は上がるのでしょう?そして、私たちはそれをどうとらえ何をしたらよいのでしょう?

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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3月6日に底値を記録してから、世界の株式は驚異的な回復を示しています。

株はすでに急騰している

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下がったものは上がるし、沈んだものは浮いてくる!この世は常に循環しています。
2009年3月6日以降の4週間での騰落率で表わせば、アメリカのS&P500が23%、アジアのハンセン指数が22%、ドイツのDAX指数も19%とすごい数字です。そして、これも意外な事実かもしれませんが、このリバウンドをリードしているのは、中国、韓国、台湾、ブラジルなどの新興国群なのです。

ちなみに、2008年9月12日(リーマン破綻前)の株価を100とすると、各国の株価指数の回復ぶりは次の通りとなっています。

中国株・上海総合:100→82→113
韓国株 KOSPI :100→64→88
ブラジル BVSP :100→56→84
香港株 HSI  :100→57→77
ドイツ DAX :100→59→70
日本株 TOPIX   :100→60→71
米国株 S&P500 :100→54→66

2009年3月に株価が大底を打ったと断言はできませんが、弱気な相場に転機が訪れたと感じています。

それでも、多くの日本人は「先行きはまだまだ暗い」と思っていることでしょう。株価に対しても疑心暗鬼になるのも仕方ありません。経済が回復しなければ株価は本格的な反騰にはいたらないと考えている人も多いことと思います。

しかし、株価は景気の先行指標なのです。詳しいことは次のページで
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