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反発する株価!不景気なのになぜ株高?(2ページ目)

2009年3月初旬を底として世界の株価は反発しました。こんな暗い経済環境の中でなぜ株は上がるのでしょう?そして、私たちはそれをどうとらえ何をしたらよいのでしょう?

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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株価は景気の先行指標

経済の回復に先立って上昇を始めるのが株価です。このことは過去の景気動向の中でも毎度確認されている真実です。米国では平均17ヶ月早く株価は上昇をしていました(最短2ヶ月、最長37ヶ月)。景気が悪いのに株だけ上がりだすときには、だれもが不思議がっていますが、しばらく経つと、「ああ、あれが景気底入れのシグナルだったのか」と遅ればせながら気がつくということを繰り返してきました。

写真のタイトル
米国の株価と景気の関係は、株価が先行指標であることを証明している。


「株価が上がりだせば景気は必ず良くなる」と極端なことを言っているのではありません。景気回復の予兆が株価の上昇なので、景気回復をだれもが疑わなくなった時点では、株価は相当に戻しているだろうと推測されるということです。

もちろん、経済回復に失望感が出てくれば、株価はもう一段の下げをする可能性はあるのです。しかし、どこかのタイミングで割安な株を買い始めなければ、経済の回復を待っているうちに、株価急騰の一番おいしいところを食べ損ねるという可能性の方が高いといえます。

ですから、私は売買タイミングを無視した長期投資をおススメしています。

それにしても不景気なのにどうして株が上がるの?そのメカニズムを次のページで
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