満期返戻金が戻らないことがある?
加入している保険の規定や要件などはよく確認しておきましょう。 |
一般的には積立の火災保険などでは保険金額100%支払った場合、積立の傷害保険でも死亡保険金を支払った場合やこれと同等の保険金を支払う後遺障害が発生した場合に保険契約自体はその段階で終了します。それは保険期間の途中であったとしてもです。
これを「全損終了」と言います。
そしてこのとき所定の保険金を支払い、全損終了するとともに満期返戻金として返されるべきお金は返されない規定になっています。
ちなみにこの規定は通常積立型の自動車保険にも存在します。例えば保険の対象者(被保険者という)とその家族全員が死亡する事故で、これにより契約車両が損害を修理できない(全損)状態で上記の者全員に搭乗者傷害保険の死亡保険金が支払われる場合などがこれに該当します。
細かい規定は各保険商品で異なることがあるので、それぞれ確認して頂きたいのですが、イメージとして火災保険でも傷害保険でも自動車保険でもそれなりに大きな事故が発生して所定の保険金が支払われると全損終了するということです。