損害保険/火災保険の入り方

出火原因に見る火災保険のつけ方とは?

火災が起こりやすいこれからの季節。火災の発生原因を見ると同時にそこから火災保険のつけ方について考えてみましょう。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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火災の多い季節はいつ?

どんなことが原因で火災が起こっているのでしょうか?
これからの寒い時期、空気が乾燥して火災が起こりやすい季節です。平成17年度版の消防白書によると平成16年度の四季別(春夏秋冬)の出火状況を見ると出火件数の構成比は冬季(12月~2月)が29.1%(17,580件)と最も高くなっています。ちなみに2番目は春季(3月~5月)で28.4%(17,137件)となっています。

つまり統計上この12月からの半年間が火災の発生件数が最も多いということになります。火災についての統計を確認しながら出火原因と火災保険のつけ方について考えてみたいと思います。

出火原因の1位はなんだ?

早速出火原因について確認してみましょう。まずは下記の統計をみてください。まずは下記の統計をみてください。主な出火原因別の出火件数と損害額です(平成17年度消防白書より)。

出火原因 出火件数 損害額
放 火 8,210件 8,681百万円
たばこ 6,128件 9,870百万円
こんろ 5,936件 8,975百万円
放火の疑い 5,796件 8,752百万円
たき火 3,566件 1,461百万円
火遊び 2,062件 1,700百万円
ストーブ 1,695件 7,976百万円
電灯・電話等の配線 1,642件 6,131百万円
火入れ 1,266件 332百万円
配線器具 1,120件 3,499百万円
マッチ・ライター 1,020件 1,522百万円
電気機器 921件 2,166百万円
排気管 822件 791百万円
溶接機・切断機 747件 1,577百万円
灯 火 666件 2,214百万円
電気装置 642件 2,062百万円


第1位な放火!放火と放火の疑いまで合わせると件数では140,006件、損害額は174億3,291万円にもなります。


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