火災保険とは?
火災保険は住宅用のものと事業用のものに分類され、保険の目的の所在地や建物の構造、火災保険商品などによって保険料が異なります。保険契約は1年から5年、10年、30年など長期の契約も可能で、長く契約するほど掛け金は割安になります。
火災保険の目的
住宅物件の場合には、建物と家財の両方あるいはいずれかが保険の目的となります(事業用の場合には、什器・備品、商品なども対象にすることができます)。火災保険は保険を付けようとする対象を所有している人が契約します。ですから持ち家なのか、賃貸住まいなのかによって保険を契約する目的が異なります。例えば住宅であれば次のようになります。
・持ち家の場合:建物・家財
・貸家の場合 :大家さんは建物、賃借人は家財
また分譲マンションのような共同住宅を所有している場合、自分が居住している専有部分と所有者全員が共有する共有部分があります。専有部分は自分で、管理組合があれば共用部分については管理組合が火災保険契約をするケースが最近では一般的です。
火災保険の補償内容
実際に契約をする場合、今では火災保険にもさまざまな種類があります。一般的に火災、落雷、破裂・爆発、風災、雪災、雹災、外部からの物の落下・飛来などは対象になりますが、盗難や水害など補償の対象外となるものもあります。補償範囲が広くなるほど保険料は高くなりますが、住まいの環境や取り巻くリスクを考慮して必要な補償を選択しましょう。その際どこまで火災保険で補償されているのかをよく確認して契約することが大切です。