「住宅ローン」で誰がどうやって儲かるか

住宅ローンで儲かるのは、誰でしょう。ぱっと思い浮かぶのはローンを設定してくれる銀行です。何千万円も貸してくれる代わりに利息を取っていきます。

しかし、儲かるのは銀行だけじゃないですよね。住宅を作って販売する会社も儲かるわけです。実際の不動産の価値だけではなく、その上に建築費用やちらしやモデルルームなどの広告費、営業マンの人件費、会社の利益を乗せて価格を決め、住宅を私たちに販売しているわけです。住宅ローンが成立すると、そうした販売会社には購入費用の全額が銀行から支払われますので一気に資金回収ができるわけです。

また、覚えておきたいのは、購入した価格がイコール不動産の価値ではないということです。業者の儲けや広告費、人件費、建築費用等を差し引いたものが正味の不動産の価値、というわけです。つまり、買った瞬間に転売したときの資産価値はマイナスになるわけです(瞬間に差額分値上がりすれば別ですが)。

一方で、自分自身も儲かる部分があります。コストが減るような場合です。賃貸で部屋を借りる家賃を支払わなくなる効果との損得も考えておかなければなりません。

つまり、(1)銀行の利息収入と販売会社の利益、(2)私たちの家賃収入分のコストダウン、(3)不動産の正味の価値、のバランスが、住宅購入の損得を決めるのです。

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