日本の年金は世界一不安?

おそらく、日本人の多くが、「年金の将来ってなんだか不安だな」とか「もしかしたらもらえないんじゃないの?」と感じているのではないでしょうか。

アクサ生命の行った「AXAリタイアメントスコープ(第3回)」によれば、日本人は調査した主要各国の中でもっとも年金制度について不安を感じているのだそうです。同調査によれば、「公的年金の給付額は削減されると思う」にはいと答えた人の割合はなんと98%だったそうです。ほとんどの諸外国は50~70%台であったことを考えると、日本の高さは際だっています。何せほぼ全員がそう感じているわけですからね。

確かにこれだけたくさんの不祥事や不手際が露見したのですから、国の年金制度について不審感や不安感を覚えるようになってしまうのはやむを得ないところでしょう。また、年金改“正”といいつつ、実際は給付が引き下げられることの繰り返しについて不安を感じていることもよく伝わってきます。

しかしながら、年金に対する不信をひもといてみると、不信以前に「そもそも制度を知らない」ということはないでしょうか。
制度の仕組みを知らずに信じられないというのは考えてみるとおかしな話です。自分の周囲で評判がよくないお店を、一度も食べもせずに「あそこは不味いよ」と言うようなものです。やはり一度は理解をしてみて、それから「やっぱり不味いよ」とか「いや、結構イケたよ」などと言いたいものです。

そこで今回は、諸外国の制度と比べて「日本の社会保障制度もそうひどいものではないよ」というお話をしたいと思います。
実際問題として、日本の年金制度や健康保険制度は諸外国と比べてよくやっていると思うところもたくさんあります。それほど不味い食事ではないと思いますよ。

→諸外国と比べて年金はどうか?