台中のエリアガイド
台中市内で至る所で目にする太陽餅の店。なかでもここ太陽堂餅店はパイ生地のサクサク感と餡のバランスが絶妙 |
ずらりと並ぶ太陽餅の店は、どこも自分の店が本家、元祖と主張していますが、元祖はこの青い看板の太陽堂餅店です |
台鉄台中駅周辺のエリアです。ほろほろ崩れる白いパイの中に麦芽糖の餡が入った台中名物、太陽餅を買うならば、太陽餅の店がずらりと並ぶ自由路2段付近にはぜひ立ち寄って。ここは太陽堂老店、太陽堂老舗などと似通った名前が並び、どこで買ったらいいか迷いますが、元祖は太陽堂餅店(自由路2段23号)なのでここを目指すと良いでしょう。太陽堂餅店の太陽餅は10個入り150台湾元(約450円)です。かなり崩れやすいので、持ち帰るなら箱買いが基本です。
宝覚寺の彌勒大佛は、にこやかな顔が特徴的 |
台中駅から少し北に向かったところ、台中公園(旧中山公園)、宝覚寺、台中孔子廟があるエリアです。宝覚寺には金色に輝く彌勒大佛(大仏)があります。ただし、台北の龍山寺や行天宮のような賑やかさはありません。また緑と池が美しい中山公園は市民の憩いの場所。赤い橋がかかる大きな池で手漕ぎのボートに乗るのも楽しそうです。台中駅から台中公園あたりまでなら徒歩圏内です。
春水堂のパールミルクティ(珍珠[女乃]茶、中サイズ) レジでオーダーして先にお金を払います |
台中駅から見て北西~西方向にあり、パールミルクティの発祥となった春水堂四維店(四維街30號)や有名な茶芸館、無為草堂があるエリア。今や台湾全土で一番人気の飲み物となったパールミルクティ(珍珠[女乃]茶)ですが、その発祥の地がここ春水堂の四維店。春水堂がパールミルクティを売り出した20数年前当時は、冷たいお茶を売るということ自体が珍しく、台湾茶の飲み方に革命を起こしたお店ともいえます。台中にはあちこちに春水堂の支店があり、味に大差はないので発祥の地にこだわらなければ最寄りの春水堂で飲むといいでしょう。
池に面したテーブルが眺めがよく、ここに座ると池の鯉にえさをやることもできます |
台中駅からこのエリアへは遠いのでバスかタクシーで移動します。バスなら台鉄台中駅を背にして右側、大通りの向こうに見える統聯客運の長距離バス乗り場まで道を渡ると、その並びの蛍幕偶像国際書店あたりにたくさんバス停が並んでいます。ここから統聯客運81番のバスに乗り、大[土敦]路で下車、30分20台湾元です。
屋台と店舗が無数に広がる逢甲夜市は、学生がたくさん集まり賑やかです |
台中駅から見て北にあるエリアで、逢甲大学に隣接した逢甲夜市(ナイトマーケット)があります。逢甲夜市はものすごく活気があり、規模は台北の士林夜市並みに広く、盛り上がりはもしかしたら士林夜市以上かもしれません。士林夜市が家族連れと観光客と若者とが入り混じっているのに比べ、逢甲夜市は9割が若者。その若者たちが行き交う様はまさにエネルギッシュ!
店はファッション系が多めで、売っている服もとにかく安く、Tシャツやショートパンツが1枚100台湾元(300円)とか、腕時計1個50台湾元(150円)なんてのもあって本当に驚きます。台中に来たら、ぜひ行ってほしい夜市です。