シンガポール/シンガポール基本情報

シンガポールのエリアガイド(4ページ目)

シンガポールへ行ったら必ず足を運びたい主要エリアをご紹介します。効率良く、人気エリアを周りましょう。

稲嶺 恭子

執筆者:稲嶺 恭子

シンガポール・沖縄ガイド

チャイナタウン

チャイナタウン

ショップハウスが立ち並ぶチャイナタウンらしい風景。昔懐かしいシンガポールに思いをはせてみよう

多民族国家シンガポールの人口の75%ほどを占めるのが中国系の人々。ニューブリッジロードとサウスブリッジロードを中心に、ショップハウスと呼ばれる店舗が軒を連ね、古き良きシンガポールの雰囲気が残るチャイナタウンは、シンガポールの発展をけん引する中国系の人々のパワーや文化、歴史を存分に感じられる唯一のエリアでもあります。しかし、近年急速に行われてきた都市再開発の手はこの場所にも及び、「チャイナタウンと名のつく場所が消えてしまうのではないか」と一時は心配されるほどでした……。ですが、観光資源としてのチャイナタウンがなくなってしまうことを危惧した政府によって、現在では保存開発という形での工事が進められ、チャイナタウンは新たな観光地として生まれ変わりつつあります。

街の中心はMRTチャイナタウン駅で、周辺にはピープルズ・パーク・コンプレックスなどローカル向けのショッピングセンターが立ち並んでいます。昔懐かしい古いショップハウスなどはどんどん取り壊されていますが、シンガポール建国前からある古い中国寺院やモスクは健在。2008年に改装されたチャイナタウン・コンプレックスもその雰囲気はあせることがなく、地下は生鮮食品、1階は衣料品や日用雑貨があつまる市場になっていて、2階には150以上もの屋台が並ぶ一大ホーカーズがあり、ローカルの活気あふれる生活を垣間見ることができますよ。

チャイナタウン・フード・ストリート

スミスストリートにある、チャイナタウン・フード・ストリート

その他、チャイナタウン・コンプレックス周辺には、中国系の雑貨などの土産店が 並ぶパゴダストリート、漢方薬店や乾物店などの昔ながらの店々と、約20件の選ばれし屋台が集うチャイナタウン・フード・ストリートを有するスミス・ストリート、 台所用品の卸売りが集中するテンプル・ストリートなど個性あふれる通りがいくつもあります。ローカルの世界に迷い込みながら、シンガポール的お土産探しのミニトリップをするのも楽しいエリアです。

 

セントーサ島

1972年から政府の観光政策により開発されてきたセントーサ島は、シンガポールを代表する一大リゾートアイランド。2010年には、4つの大規模ホテルやユニバーサル・スタジオ・シンガポール、カジノなどを有するアジア最大級のリゾート施設リゾート・ワールド・セントーサが登場し、シンガポールで最も熱い視線を集めるエリアのひとつです。セントーサ島までは、MRT東北線のハーバーフロント駅に直結する大型ショッピングセンタービボ・シティからセントーサエクスプレスを利用するのが便利で、島内の各スポットへはセントーサバスで移動することができます。

島の北部はリゾート・ワールド・セントーサが占拠していますが、南部には自然を体感できるアトラクションやレジャー施設が集中していて、特に子供連れにおすすめです。高さ37メートルを誇る巨大マーライオンや、海水浴場のシロソ・ビーチ&パラワン・ビーチ、最新技術を駆使した光と音楽、水が繰り広げる幻想的なショー、ソング・オブ・ザ・シーなど、見どころも遊びどころも満載です。
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