湯量豊富、泉質良しの知多半島の温泉4ヶ所
知多半島の代表的な温泉地を紹介する。湯量豊富な掛け流し温泉である内海温泉「白砂の湯」、南知多温泉「ホテル魚友」海炎温泉「ホテル小野浦」、知多美浜温泉の4ヶ所をレポート、どこも独自源泉で泉質が良く素晴らしい温泉巡りとなった。
内海温泉は伊勢湾と三河湾の間に突き出す知多半島の南端、中部地方随一の美しい白浜が弓状に約1kmも続く「千鳥ヶ浜海岸」を中心とする、数多くの海浜を目前に位置する温泉地。小高い丘陵地にあるため、伊勢湾の美しい海景色を一望する宿が多い。夏にはビーチパラソルが鮮やかに砂浜を飾り、マリンスポーツや海水浴客で賑わう東海屈指のマリンリゾートとしても人気。夕焼けが辺りをすっぽり紅く染める頃、砂浜を散歩する人の姿があちらこちらで見られる。また、春には潮干狩り、夏は海水浴や花火、秋はみかん狩り、冬はイチゴ狩りと四季を通して遊びと味覚が楽しめるのも魅力。温泉だけでは物足りない、というアクティブ派の心も十分に満たしてくれる。
1 内海温泉 白砂の湯
1. 露天風呂は加熱循環しているが掛け流し
2. 大量の掛け流し
3. 25グラムの強食塩泉
4. 赤く濁った湯
知多半島の温泉の中でも内海温泉が規模、湯量ともに群を抜いている温泉地である。その中で中心的施設が白砂の湯であろう。以前は入浴施設のみの共同湯で、湯量豊富な源泉が時折滝のように落下する方式の掛け流し浴槽であった。
今はコンクリートの4階建ての立派な施設になっており、4階部分はプールで3階が温泉施設である。海の展望の良い温泉である。循環とオ-バーフロー循環の部分があり、内湯は循環であるが露天風呂がほぼ掛け流しと言って良いほどの大量の溢れ湯になっている。
鉄分を濾過しておらず、赤褐色に濁った強い塩味の源泉である。金気臭も充分にあり、良い温泉である。湯は内海山海1号泉で44.6度、総計25030mgの(NaCa―Cl)強食塩泉である。
分析表は2枚あり平成15年の新分析表に拠った。鉄分はほんの2.2mgであるが、湯は真っ赤に濁り透明度は20センチくらいである。色、味、匂いともに存在感のある、良い源泉を多量に使った露天風呂が良かった。
内海温泉 白砂の湯
愛知県知多郡南知多町内海浦向54-15
電話. 0569-62-2600
利用料金: 土日祝日750円 平日 550円
営業時間:10:00~22:00
定休日. 無休
内海温泉 白砂の湯
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