温泉/九州の温泉

妙見、安楽温泉の老舗と共同湯(4ページ目)

安楽温泉の川沿いの温泉宿、鶴の湯と妙見温泉の木造の瀟洒な宿おりはし旅館を紹介する。ほかに掛け流しの小さな共同湯や店舗の仮設施設も掲載

執筆者:郡司 勇



 4 立花温泉 白共同湯 


1. ややヌル湯の源泉、掛け流し 
2. 床は赤く染まる。泡付きあり
3. 透明赤析出物多し、重曹エグ味、少炭酸臭
 


白1
川沿いの簡素な湯小屋


立花温泉の個人宅の温泉や地元専用温泉で通称青と白があるが、白に再訪してみた。太い流れになった天降川のほとりにある。

白2
浴室内部は浴槽があるのみ


小さな物置のような白いビニール波板で覆われた外観は、ある意味共同湯の究極の姿であり、その存在自体が訴えかけてくるだけの感動がある。

白3
赤く染まった床に豪快な掛け流し


中は3分の2ほどの大きさの面積を占める浴槽と残り3分の1の洗い場である。その洗い場は一面に一定の厚みで湯が奇麗に流れ、赤褐色(鉄錆色)に染まっている。奴留湯共同湯が一面に湯が流れ、白い床になっているが、こちらは一面の赤い床である。

白4
炭酸を含んだ重炭酸土類泉


湯は新鮮でややヌル湯ながら大量の掛け流しである。透明、赤析出物多し、重曹エグ味、少炭酸臭と観察した。


立花温泉 白共同湯 
個人所有のため入浴許可をとること
TEL. なし
【料金】 無料


 4 立花温泉 青共同湯 


1. 杉木立の中の小さな共同湯
2. 下に露天風呂のような湯溜まりがある。析出物が溜まり硬いうろこ状のドームを形成している。
 


青1
川沿いの木立の中にある青い湯小屋


太い幹の木立の中に青いビニール波板で覆われた通称青の共同湯も素晴らしい佇まいである。日本の温泉の至宝であろう。

青2
溢れ湯が溜まり露天風呂のようになっている


以前訪問した時と同じくなにも無かったかのように、赤く染まった床を湯が掛け流しになっていた。そのまま下の川原に湯がながれ、塩浸源泉ドームのような析出物の丘ができていた。

青3
厚く析出した温泉成分


一部露天風呂のようになっているが、落ち葉で埋まり入浴には、あまりに気持ち悪い。清掃すれば気持ちのよい露天風呂になるであろう。上下2段になり、渓流の流れも見えるので風情のある露天風呂になるであろう。


立花温泉 青共同湯 
個人所有のため入浴許可をとること
TEL. なし
【料金】 無料

※この記事に書かれている情報は2007年4月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。


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