温泉/関東の温泉

塩原温泉の混浴、白濁湯、源泉、老舗3ヶ所(3ページ目)

塩原あら湯には白濁した酸性硫黄泉が湧出し共同湯も3ヶ所あり開放されている。その中で足元湧出源泉の「むじなの湯」共同湯、古町温泉の混浴共同湯「もみじの湯」、畑下温泉の老舗旅館「清琴楼」のレポート。

執筆者:郡司 勇


 3 塩原畑下温泉 清琴楼


1. 少掛け流しのモザイクタイル小判型浴槽
2. 古い宿で尾崎紅葉の部屋がある
3. 混浴露天風呂あり
4.  明治30年築 



清琴1
旧館の立派なエントランス


以前から畑下の清琴楼に行きたくて、ずっと機会を狙っていた。塩原は伊豆や箱根などと比べて、古い宿が少なく、ここと明賀屋本館くらいかなあと思っていた。他には福渡の和泉屋の旧館であろう。外観は木造2階の本館が秀逸でそのまえでしばらく写真を撮ったり見学した。

清琴2
古い木造旅館の風情が良い


白い壁に木の手摺欄干や唐破風の入口が伊東温泉の文化財「いなば」に似ている。現在の入口は別館で新築の方である。まず温泉からと思い、ラッキー風呂なる大浴場に行く。小判型の内湯でモザイクタイル貼りの小判型楕円形浴槽が1つのみという簡素なものであった。

清琴3
男湯はモザイクタイル小判型浴槽


もみじ湯源泉を引いており、53.5度の源泉で総計2543mgの土類食塩泉(NaCa-Cl)である。透明、少塩味、無臭と観察した。弱く掛け流しされていて使い方は満足であった。女湯も見学させていただいたが小石を積んだ石風呂であった。


次も塩原畑下温泉 清琴楼が続く
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