温泉/関東の温泉

万座を代表するプリンスホテルと高原ホテル(3ページ目)

日本一の硫黄泉である万座温泉のうち湯畑を所有しているプリンスホテルは湯量豊富で素晴らしい温泉天国である。また高原ホテルは別源泉もあり個性的な温泉浴槽がある。

執筆者:郡司 勇


ロッジ3
姥湯源泉の白濁した湯


内湯はコンクリートの簡素な浴槽で大きな内湯と付属した露天風呂があり、姥湯源泉を利用している。薄白濁、酸味、硫黄臭というプリンスホテルと同じ感触である。

ロッジ4
内湯に付属した大掛け流しの露天風呂


内湯付属の石組の露天風呂も同じ姥湯源泉である。加水ながら大量の掛け流しで素晴らしい。溢れる湯で露天風呂入口の小さな床は洪水状態である。この状況が良かった。

ロッジ5
庭園露天風呂のひとつ黄緑色の湯


庭園露天風呂は大苦湯源泉、鈴湯源泉、竜泉の湯源泉の混合で利用している浴槽と湯量豊富な姥湯源泉の両方使っている。姥湯の分析はプリンスと同じく硫化水素68mgの白濁した源泉であるが、混合泉の方はさらに数倍個性的であった。

ロッジ6
緑色の湯と湯口はまっ黄色


63.4度の源泉で水素イオン6.38mg PH2.16 H2S 54.9mgの苦味泉である。硫化水素は少ないが、使い方が良いのか?三昧の湯と早蕨の湯が驚くほどの奇麗な色で若草色になっている。

ロッジ7
抹茶のような濃い緑色の湯は驚き物だ


濃い緑と白濁が混ざった色であろう。遠くから見るとさらに濃く見え、まるで抹茶のようである。琥珀の湯と打たせ湯は加水の姥湯源泉と思われ薄い白濁である。また紅の湯と白滝の湯は若草色でやや緑かかっている。

ロッジ8
姥湯源泉は緑かからず白濁


最も個性的なのは水晶の湯で湯口から浴槽まで源泉が流れる部分は黄色の濃い析出物が付き、山吹色のような鮮やかな黄色である。浴槽の湯の色は黄緑色である。若草色より緑が薄いが、黄色が強い。


万座温泉  万座高原ホテル
群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉〒377-1595
TEL.(0279)97-1111
通年 9:00~18:00(冬期は13:00~)無休
入浴料=大人1000円、小人500円 
  • 万座温泉 万座高原ホテル

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