渡島半島の温泉4ヵ所
渡島半島の日本海側にある名湯秘湯4カ所、掛け流しの花沢温泉と濃厚な芒硝泉の乙部温泉、薄褐色に濁った鳥山温泉、白濁の硫黄食塩泉のモッタ海岸温泉のレポート
1 花沢温泉
1. 掛け流しの温泉
2. ややつるつるのある綺麗な湯
3. 仮設風の簡素な建築
木の外壁の簡素な共同湯 |
上の国町の海岸に出たところに温泉が湧出した。木の壁が仮設風な簡易な木造建築の施設で営業されている。白いタイルの内湯と小さな岩風呂の露天風呂がある。ともに掛け流しで使われ良い温泉である。
小さな石貼りの露天風呂 |
湯は60.6度の食塩重曹泉で総計2029mgの温泉である。メインが重曹による成分なので炭酸イオンは2.8mgと少ないが弱いつるつるの感触がある。透明、少エグ味+苦味残る、無臭である。比較的綺麗な湯で、個性は少ない。
掛け流しの湯が床に溢れる内湯 |
内湯の浴槽の縁が一部下がっており、そこから掛け流しの湯が溢れ床に流れているのが分かる。無加工の掛け流しの温泉は良いものだと思う。
2 乙部温泉 光琳荘 3回目
1. 濃い芒硝泉
2. 内湯のみの温泉施設
3. 熱い湯を弱く掛け流しにしている
古い外観の温泉宿 |
濃厚な芒硝泉の乙部温泉に3回目の訪問をした。69.5度の食塩芒硝泉で総計5478mgという芒硝泉としては濃い温泉である。Na 1678 Cl 948 SO4 2018 HCO3 567という組成である。
弱い掛け流しの内湯 |
塩と重曹も適度に含む芒硝泉である。熱い湯なので弱く掛け流しにしている内湯2つのみである。昔から変わらない石貼の浴槽である。透明、弱い塩味+薬エグ味強し、無臭であった。
成分は濃いがきれいな透明な湯 |
鉄分が4.3mg含有されているが赤味は出ていない。特に加工していないとのことであるが温泉とは不思議である。となりに新しい施設もできていたが光琳荘にまた入浴してしまった。
次は褐色に濁る鳥山温泉と白濁した硫黄食塩泉のモッタ海岸温泉