4玉梨温泉 共同湯
1. 小さな湯小屋 コンクリートの浴槽は赤褐色に染まっている。
2. 土類重曹泉 45.2度 総計3699mg。
3. 湯口は炭酸分で刺激臭あり。CO2 275mgであるが分析値以上に感じる。
4. 透明+浴槽赤褐色染まる、薬味+エグ味+炭酸味、金気臭+炭酸刺激臭
桜の咲く川沿いの小さな共同湯 |
玉梨、八町温泉は川を挟んで対岸にあり向かい合っている。連休の川は雪解けの水で増水して激しい流れである。桜が咲いていて美しい。国道より橋を渡り対岸に行くと旅館玉梨があるので玉梨温泉だと思っている。
木造の小さな共同湯外観 |
この橋のほとりに小さな共同湯がある。片流れの屋根にサイディングの外壁の新しい造りである。浴室は小さな浴槽と脱衣場があるのみの小さなものである。コンクリートの浴槽にやや熱めの湯が掛け流しされていた。
床が褐色の析出物で綺麗に覆われている |
床は赤褐色に染まり風格がある。湯は45.2度の土類芒硝食塩重曹泉で総計3699mgのなかなか濃い源泉である。炭酸は275mgの含有であるが分析表ではかなり抜けた後の分析だと思われる。実際は湯口に近づくとツーンとした炭酸臭が漂い1000mg近い炭酸量が有るように思える。
炭酸分の多い源泉が掛け流し |
透明ながら、成分とおり薬味、エグ味、炭酸味が渾然とした味覚がする。金気臭もあるがメインは炭酸刺激臭であった。浴槽の大きさにしては多量の掛け流しで、入浴の度に湯が溢れるのは気持ちの良いものである。小さいながら良い泉質で、ピリリと効いた印象的な温泉であった。
※この記事に書かれている情報は2005年5月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。
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