湖畔の赤い湯「猫魔温泉」と白濁の野湯「磐梯山中の湯」
桧原湖の湖畔にある赤い湯の猫魔温泉と磐梯山の中腹にある野湯の中の湯に訪問した。湖畔の露天風呂は水の色と赤い湯の取り合わせが美しい。そして磐梯山中の湯は歩いて行く。以前は山小屋であった。源泉湧出口にて入浴した。白濁の酸性硫黄泉で足元湧出源泉なので尻が強烈に熱いが石を置いて入浴した。
1 猫魔温泉
1. Na-Cl,SO4泉 51.5度
2. 掛け流し 加水循環なしと明記されている。
3. Fe6.0によって赤褐色濁り、渋薬味、少金気臭
4. 桧原湖の展望が良い露天風呂。
ホテルは鉄筋の大きな建築 |
裏磐梯の桧原湖に沿った風光明媚な敷地にある。大型のホテル、以前は温泉でなかったが温泉になったので訪問した。
内湯は緑色に濁っている |
この温泉は新表示がされており、内湯に1つと露天風呂が温泉で循環加水なしの掛け流しである。冬季必要時のみ加温すると記入されていた。51.5度の芒硝食塩泉(Na-Cl,SO4)で毎分580リットルの湧出である。
背景が桧原湖の赤い露天風呂 |
総計1988mgと成分的には少ないが鉄分を6mg含有しており内湯は薄緑色であるが、露天風呂は真っ赤に濁っている。青い湖水が背景で非常に美しい、温泉の個性で色の要素は大きいと思った。
湯の色は赤で湖水と対比が美しい |
茶褐色濁り(50センチ)、渋薬味、少金気臭と記録した。
2 磐梯山中の湯
1八方台から徒歩30分の登り。廃業した山小屋。
2源泉は前に出ている。酸性硫黄泉と思われる 50度台
3白アイボリー色、酸味+明礬渋味、硫黄泉強し
4湯溜りに寝転び入浴 磐梯山の背景が美しい。
5泥の多い足元湧出源泉。雪の中を歩いて行った
磐梯山中腹の斜面にある山小屋 |
課題であった磐梯山の「中の湯」に行った。地図を見ると道路から近いので、割りと気軽な気分で山に入った。しかし積雪はまだ冬のままで、表面がザラメ状になった春スキー場のような斜面を登ってゆく。
雪解けの池と源泉 |
緩やかだが日頃、運動不足の自分にはかなりこたえる。樹林の中を進むがかなり勾配があり、滑ったらどこまでも谷底まで止まらないだろうと思うと恐怖感が襲ってくる。杖かピッケルがあると安心である。一部、雪が緩んでいると膝までもぐり、足はびしょ濡れになってしまった。そんなうちに30分ほどで小さな峠を越えると磐梯山主峰が見え、その下に中の湯温泉の建築が見えた。美しい光景で、写真を撮った。
次も中の湯のワイルドな野湯の続き