3 韮崎旭温泉
1 Na-Cl.HCO3 (重曹食塩泉)総計1233mg
2 40.5度 毎分393リットルの湧出
3透明薄緑色、少エグ味 鉱物臭あり
4掛け流し、泡付き多し
富士山の景観が美しい旭温泉 |
霧積温泉の翌週に山梨の温泉に行った。CSスカイパーフェクトテレビの取材で、泡付き温泉の特集である。まず国内でも屈指の泡付き温泉である、韮崎旭温泉に行った。快晴で雪をかぶった富士山がよく見える。ほのぼのとした好天の良い日であった。
床に流れる大量の掛け流し |
湯は総計1233mgの薄いものであるが、大量の源泉直接の掛け流しによって匂いや色、泡付きなどの個性が多く、温泉は「使い方」であることがよく分かる温泉である。40.5度の温度で毎分393リットルである。
薄い緑色の湯 |
ほぼ使い切っていると思われる掛け流し量で、浴槽から溢れた湯で床は流れが出来ている。まず浴室のドアを開けたときに感じる鉱物的な匂いが良い。さらに色が美しい、透明に見えるが、浴槽の端を見るとわずかに緑かかっており、自称エメラルドの湯と謳っている。
湯口は気泡で白濁している |
身体への泡付きは強烈である。湯口では一瞬で身体の産毛が真っ白になる。湯口から離れて、湯の中に気泡の存在が見えなくなっても飽和状態の気体成分が身体に付着し、ゆっくりと白くなり、流れがないので大きな粒状になる。
私の足は真っ白になった |
40.5度の温度は適温でヌル湯とも感じない。含重曹食塩泉なのでわずかなエグ味が感じられ、Fe 0.9mgによるものと臭素臭や硫黄臭などとあいまって焦げ臭い鉱物臭がはっきりと感知できる。色味匂い泡付きと個性の発揮は非常に多く、素晴らしい温泉である。泡付き温泉のもう一箇所は田沢温泉の有乳湯共同湯である。ここもつるつるの感触と硫黄臭に加え泡付きもあり良い取材となった。
産毛がこのように逆立つ |
※この記事に書かれている情報は2005年4月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。
*泡付き特集*