北海道の名湯、秘湯5 道央から十勝編1
北海道の襟裳岬の西側の日高地方から道央の大雪山周辺の温泉を廻り、帯広近くの十勝平野の温泉を廻りました。野湯や名湯もあります。富良野にある泡付きのフラヌイ温泉から始まり、中富良野の温泉に入浴し、その後北海道を代表する菅野温泉に行く、7種類の源泉が湧出し、近くには野湯もたくさんある温泉密集地帯です。
1 フラヌイ温泉 (再訪) 泡付き多量、源泉浴槽が良い 匂いも良い
サイロのあるフラヌイ温泉外観 |
上富良野町の中心から少しのところにある温泉。34.2度の食塩重曹泉で総計2833mgの良い湯が湧出している。特に良いのは源泉そのまま掛け流しの浴槽があることである。
泡付きのある源泉浴槽 |
31度のヌル湯の浴槽になっており、鉄分を2.2mg含み薄い緑色の湯になっている。緑かかった薄白濁、薬味+金気渋味、金気臭という個性の良く出た温泉で湯口近くでは身体に泡付きが見られる。かなりの量ですぐに産毛が真っ白になる。面白いので自分の足の写真をとった。
加熱浴槽も良い |
また42度の加熱湯もある。こちらは加熱によって、匂い成分が放散されており匂いが強く出ていた。陽イオンはNa 609、K 55、Mg 55.7 Ca 57.6でナトリウムの主成分に適度に土類金属が含まれ、陰イオンはCl 433.5 SO4 260 HCO3 1036と重炭酸が主成分である。
フラヌイ温泉の泡付き状況 |
遊離炭酸CO2は109mgであるが、泡付きの多さは炭酸だけではなく、ほかの気体成分も気化していると思われる。つるつるはないがさっぱりした冷えの湯で気持ちの良い入浴感であった。
2中富良野温泉 ラテール万華の湯(パチンコダイエー前)41.8度の食塩泉 個性はある。循環が残念
大きなホテルのような外観 |
中富良野の平野の中にある大きな温泉入浴施設。ホテルの付いた立派な外観である。背景の十勝岳連邦が白い峰となってよく見え、美しい景色である。
濁り湯の内湯 |
41.8度のNaCa-Cl泉で総計7754mgのなかなか良い源泉である。湯は個性のあるもので褐色濁りで、塩味+少苦味、鉱物臭あり+少カルキ臭であった。
十勝連峰の展望が良い露天風呂 |
15箇所の数多くの浴槽があるが露天風呂と内湯1つが温泉である。ともに循環で温泉を使っている。源泉は良いので、一人用のように小さくても良いので、源泉掛け流し浴槽があると良いと思われた。
次に続く