6 末吉の湯温泉 ヨコヤマユーランド鶴見
アンモニア臭や臭素臭が残るオーバーフローの多い良い湯
未湯で残っていたユーランド鶴見に行ってみた。国道1号線にそった大きなビルの施設で飲食やカラオケなどもある健康ランド的な温泉施設である。分析表が2枚あり、総計17980mgと20180mgの食塩泉で37.2度。共に鉄(Fe)が7.0と5.6mgあるが除鉄されているのか、琥珀色のような褐色透明の湯であった。しかし桧の大きな内湯はオーバーフローが多く匂いが良く残っていて良い。小さなヌル湯浴槽は循環で無臭である。桧浴槽は循環がメインであるが、多めに新湯を入れており好感した。薄褐色、塩味、少アンモニア臭+弱い臭素臭が感知できた。1枚目の分析表にはNH4 90.0mgであるが2枚目は記載無し、1枚目には記載なしながら2枚目にはBr 47.4mg I 14.7mgである。よくわからない表示ながら源泉の個性を少ないながらでも残していて、東京の大きな施設であるところの、ラクーアや庭の湯のように、化学的に徹底的に無個性の食塩泉にしてしまうやり方よりも良いと思える使い方であった。
7平和島温泉 クアハウス平和島(10回ほど)
加工済みでもさすがに良い源泉である。アンモニアの含有量は屈指
子供を連れて近在の平和島クアハウスに行った。以前の施設のほかに、3階と4階に新浴槽を設置しリニューアルされている。4階の露天風呂は深層海水風呂で温泉ではないが3階の内湯は比較的良好な温泉であった。分析表も掲示され毎分300リットルの強食塩泉で35.4度、総計22630mgで特記成分はNH4の133.5mg Br 48.9mg I 25.5mgである。濾過循環され、きれいな褐色の透明色になっている。塩味はマイルドで、Mg 145 Ca 181mgと一般的な強食塩泉にしては土類成分が少ない温泉である。少量ながらオーバーフローされている3階の内湯がやや良いが2階の新湯供給浴槽がジェットバスであるのが残念で2階のメイン浴室は不定期に加湯される。褐色透明、塩味、少臭素臭と記録した。
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