東京都内と近郊の温泉 1
温泉旅行ではなく、気軽に時間の有るときに廻れるのが近郊の温泉である。私は東京都大田区在住なのでその近郊の温泉を特集してみた。また大阪に行くことが多く次回の機会に大阪近郊の温泉を紹介したい。まず東京の大施設 後楽園ラクーア、豊島園 庭の湯、古代の湯、楽天地温泉、麻布十番温泉、平和島温泉、などのレポート
1 後楽園天然温泉 ラクーア
綺麗な食塩泉の循環
後楽園にあるラクーアに出来てから約1年でやっと行くことにした。湯は30グラムを越す強食塩泉で濾過循環の内湯、露天風呂があった。臭素の含有が95mg、鉄の含有が4mgと多いが除鉄濾過され、綺麗な湯に加工されてカルキ臭と混ざった匂いになっていた。しかし食事処や喫茶休み処が悠々としていて、若いカップルのデートには最適であろう。また横になる椅子スペースもたくさんあり寝不足のときに一日滞在して寝まくるのにもよいだろう。子供を入れない造りで湯は別として素晴らしい。41.3度の強食塩泉で総計30830mg 毎分400リットルの湧出と記載されていた。露天風呂の造りは、荒々しく割った御影石で風情が良いが、東屋とパーゴラでほとんど空は見えない。遊園地の歓声が聞こえ、やっと後楽園であることがわかるほど造り込まれている。気分が非常にゆったりしてしまい、この施設のコンセプトに完全にはまってしまった。食事処の個室は隠れ家のようである。こんど女性(かみさんしかいないが)と二人で来たい温泉であった。
2 楽天地温泉 グランドサウナ
黒褐色の食塩泉の循環、源泉の加工は少ない
錦糸町駅前の楽天地ビルの9階にあるサウナ用温泉である。足元にカルキの塊がごろごろしていた。総計11260の食塩泉で25.4度。循環である。有機物30.6mg 黒褐色、塩味、無臭の黒湯の温泉である。蒲田周辺や鶴見の黒湯はほとんど重曹泉の鉱泉であるが、こちらは食塩泉となっている。駅前ということもあり、便利である。サラリーマンなどの利用も多く賑わっていた。