38今江温泉 (再訪) 掛け流し
以前、小松空港の離陸時間に追われあわただしい入浴であったので再訪した。石川県の温泉は加賀温泉郷が有名であるが今回は行かず、目的は佐美と金野温泉である。そして次に以前入浴してもう一度再訪してみたい温泉を巡った。この今江温泉は街中の銭湯であるが温泉を掘削し入れている。奇麗な食塩泉で透明、塩味、無臭であるが古びた銭湯の佇まいと掛け流しが好感した。床のタイルが鯉の絵になっておりその写真ばかり撮影した。外観は入母屋の木造2階建てで2階は休憩所となっているので日帰り温泉施設としての利用もあるのであろう。50.5度の食塩泉で総計5584mgのものである。
39だるま温泉 (再訪)
この湯は素晴らしい、つるつるやや強し、泡付き強烈、硫黄臭あり
いにしえの名湯、粟津温泉の近くにバラック風の温泉がある。シルバーのトタンの外壁に赤い文字でだるま温泉と書かれ営業されている。浴槽は大きめのポリバスで掛け流しで利用されている。36.8度の源泉を弱く加熱し入れながら、同時に非加熱の源泉そのままも20φのビニールホース2本で足しているという素晴らしい使い方である。温度があるので弱く加熱するだけで熱くなってしまうのであろう。一般の蛇口2ヶ所からホースで源泉を足して適温にしている。やはり温泉は安い方が良いというのは真実である。立派な設備がないのでこのような変則的な入れ方をしているが、このため個性が良く残り入浴感が非常に良い物になっている。多くの温泉行脚をしている私もここには感動し、入浴後に「ああ良い湯であった」と久しぶりに言ってしまった。この湯は色は透明であるが味と匂い、体感が素晴らしく総合的に印象深い湯になっている。一番の特記はつるつるの感触であろう指の股にトロミを感じ気に入った。次に身体に付く気泡とたまご味である。HSとH2Sの数値はゼロであるが硫黄泉の様相もみせる総計2465mgの含芒硝食塩泉である。
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