温泉/甲信越の温泉

富山の温泉郷 信州、北陸アビルマン紀行3(3ページ目)

富山に出て、能登半島の付け根周辺を回ります。昔ながらの鉱泉宿と、新規掘削の温泉がそれぞれよい物をもち。含蓄の多い地域となりました

執筆者:郡司 勇

20氷見灘浦温泉  元湯磯波風  
 良い。おお当り。ポンプ音が聞こえ掛け流し

氷見岩井戸温泉の近くに元湯灘浦温泉が湧出した。民宿磯波風という宿が別源泉名で営業している。民宿とはいうものの、立派なホテルのような大建築で豪華なものである。しかし1泊8000円からと値段は民宿のままで素晴らしいと思う。海岸の岩壁に建つ宿で見晴らしが良い。駐車場には源泉があり車から降りるとすぐに温泉のポンプ音が聞こえ、やや期待させた。浴場は新築の奇麗なもので御影石の大きな内湯と岩風呂の露天風呂がある。湯は完全に澄み渡り循環かな?と思わせたが共に掛け流しで溢れていた。湯口は飲泉可能で陶々と入れられている。透明、塩味(ちょうどスープのように美味い)、アンモニア臭であった。55.7度の食塩泉で総計7838の湯で視覚的には清澄であるが匂いと味覚が個性的で気に入った。帰りに分析表を見るとNH4 11.5 Br 17.5の含有があった。いつも臭素臭と呼んでいるのは実はアンモニア臭ではないかと思いはじめた。


21氷見阿尾の浦(再訪)  魚眠洞   
 1源泉を4つの宿で共有、永芳閣は不可

大きな温泉宿のある阿尾の浦温泉に行った。海に近い魚眠洞で入浴した。どの宿も元湯と謳っているのは源泉を4つの宿で共有しているためであるとわかった。ここの露天風呂は白湯で内湯に温泉が入れられている。透明、塩味+少苦味、無臭と記録した。弱く温泉を入れているが基本的には循環。匂いはなかった。過去に訪問しているので、資料を見て見ると数年前にも魚眠洞で入浴しているがまったく記憶になかった。
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