温泉/関西の温泉

おとめ塚温泉と灘温泉、淡路島の秘湯 阪神と淡路島の温泉2(3ページ目)

阪神と淡路島の温泉2はおとめ塚温泉から始まります。驚くべき良い湯で新鮮なために泡付きがありました。灘温泉や篠原温泉は特有の湯の香があり印象的です。

執筆者:郡司 勇

23松帆温泉  美湯 松帆の郷
 単純弱Rn泉 透明、無味、無臭 循環 明石海峡大橋を眺める絶景の露天風呂
 立派なセンター系       
巨大な割に線の細い(スレンダーな)印象の明石海峡大橋を渡ると淡路島であるが、昔フェリーで渡ったほうが旅情があって良かった。しかし今の私は、長い正月休みの中で、やっと確保できた2日間のみなので、タイムイズマネーになっていて時間がない。値段は高いが直ぐに淡路島に着くし道路からの景色も最上である。新しくできた温泉センターが松帆の浦に面した高台に建設された。赤い瓦に白い外壁のスペイン風南欧の外観である。泉質は単純弱放射能泉で透明、無味、無臭の循環である。しかし施設の人も自慢していた明石大橋を眺める海峡の景観が美しく一般には人気が出るであろう。また温泉雑誌で絶景の露天風呂などでは一番の候補となるような景観である。

24岩屋温泉 淡海荘
 単純弱Rn泉 透明、無味、無臭 循環 9.18マッへ 蒸発447 
 海の展望の美しい宿。     
明石大橋の海岸脇にある温泉宿。古くからの温泉で各種の温泉案内に載っている。旧館の海側に白亜の新館が新築され海を眺める浴室が出来ていた。ここも明石大橋を眺める海とブリッジで美しい景観である。思ったよりかなり透き通った、透明度のある海水も清冽である。20.3度の単純弱放射能泉で蒸発447mgの容量である。海の景観を超える温泉の存在感はなく透明、無味、無臭の循環であった。

25温湯温泉  源泉のみ 18度 ポンプで揚湯 A
 源泉よりポンプに電源を入れ鉄釜に入れる方式。透明、金気味、無臭。 
 硫黄分があるというが不感知であった。  
淡路島で唯一海の見えない山の中にある温泉。細い農道のような道を山に向かい登って行くと、古くからある温泉らしく源泉横に温泉寺がある。源泉はまるで只の井戸といったものでコンクリート管の中に源泉があった。ポンプで湯を汲み上げる方式であるが現在利用施設はない。所有者のご主人にスイッチを入れて頂くと、隣の鉄釜に現場の仮設ビニールホースで注がれる仕組になっていた。湯の感触は透明、少金気味、無臭というものである。18度の鉱泉とのことである。夏場は水浴びに良いと言っていた。なお井戸の横の川に溢れ湯が漏れており褐色の析出物も少々ある。温泉巡りの人が度々訪問されるそうで、この川でも浴びた人が昨日いたそうである。特記する点は鉄釜の隣に源泉の噴水モニュメントがあり2mほどの岩で塔状に組んである。以前はここに流していたとのことである。夏であればこの源泉噴水で浴びてみたいと思った。

26一ノ宮温泉  パルシェ
 28度 総計463 単純泉 温度とメタ珪酸にて規定 透明、無味、無臭、循環
 よもぎ、レモンバーム、アップルミントなどの香りの湯   

一ノ宮町に出来た立派な温泉センター。高速道路の横の高台にあり海の鳥瞰が美しい。多種の露天風呂のある一般的な温泉センターである。28度の単純泉で総計463mgの清澄な湯のため源泉は透明、無味、無臭であろう。それを浴槽ごとにレモンバーム、アップルミント,ラベンダー、レモングラス、カモミール、よもぎなどの香りの浴槽としている。また綺麗な桧の浴槽がありこちらは桧の香りがする。ハーブ園が隣にある施設で個性のない温泉をこのような形で有効利用している意義は感じられた。しかしその対象は温泉ファンではなく一般の観光客であろう。
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