温泉/九州の温泉

長崎を代表する名湯 雲仙温泉と2温泉

雲仙温泉は長崎では小浜温泉と並ぶ大温泉地で、噴気の湧く地獄地形や火山の風景は日本を代表する観光地でもある。その中でも由緒ある雲仙観光ホテルと湯の良い、いわき旅館、新湯共同湯などのレポート

執筆者:郡司 勇


長崎を代表する名湯 雲仙温泉と原城温泉・口之津温泉



雲仙温泉は長崎では小浜温泉と並ぶ大温泉地で、噴気の湧く地獄地形や火山の風景は日本を代表する観光地でもある。その中でも由緒ある雲仙観光ホテルと湯の良い、いわき旅館、新湯共同湯などのレポート


 

  1雲仙温泉 雲仙観光ホテル 


1. 国指定有形文化財の宿
2. 家族湯が源泉そのまま
3. 大浴場は少加水



観光1
木造3階の洋風建築の外観


雲仙の山道を登り国指定文化財になった雲仙観光ホテルに行った。外観はそれほど古い感じはないが、木造3階の大きな立面を見せていた。昭和10年の建造である。1階は当初よりコンクリート造で、2階。3階が木造である。

観光2
太い梁が立派なロビー


あづき色に塗られた洋風ホテルの外観で、スイスにあるようなシャレーのような意匠で、上階は柱と壁の色が違い、2階までは石張りの柱が立派である。上高地帝国ホテルのようなイメージである。階段や木製建具の削りだしたような彫刻のような荒々しさが印象的な内装である。

観光3
スイートルームのリビング内装


木をたくさん使ったインテリアである。スイートルームはツインのベットルームのほかに2室が付いた広いもので専用浴室もあり、洋風の置いた浴槽のある。素晴らしいものであった。

観光4
スイートはテラスにも部屋がある。


さて温泉は含硫黄・酸性―明礬泉で93度という高温である。PH2.0の酸性で主成分は水素イオンなので酸性泉である。硫黄分はH2Sの2.1mgである。メタ珪酸の403mgも特記するべき量である。ほぼ透明、酸味、微硫黄臭と記録した。

観光5
薄白濁した家族湯


大浴場は湯を溜めている最中であったが50%ほどの加水で色、味覚とも弱まっていたが、家族風呂は加水も少なく、弱く白濁し、大浴場よりベターであった。

観光6
円形の大浴場内湯



雲仙温泉 雲仙観光ホテル  
〒854-0621長崎県雲仙市小浜町雲仙320番地
TEL:0957-73-3263
日帰り料金 大人 1050円  14:00から16:00
無休 宿泊料金 1泊2食/17,150円から

  • 雲仙温泉 雲仙観光ホテル

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