7 藤よし温泉
露天風呂掛け流し 湯は硫酸塩泉
展望良し、いろいろの所で宣伝が派手な旅館
川奈と富戸の間の海を眺める南斜面に最近出来た温泉宿。湯量豊富な硫酸塩泉で伊豆高原と同じ石膏泉である。透明な清澄な湯であるが苦味と弱いが焦げた匂いで芒硝石膏泉というのがわかる。混浴の大きな露天風呂や貸切りの家族風呂などが多種あり温泉を楽しむには良いであろう。また露天風呂に入っていると青い海原が俯瞰できてたいへん開放的である。風光明媚な立地である。暑い日であったので露天風呂のようなプールにも入るが気持ち良い物であった。湯量豊富に掛け流しで利用されている。
8 赤沢温泉露天風呂 (再訪)
最低最悪になっていた。
やや高いところに改築されていた
ぬるい湯で海水客用の洗い場となっており以前の海に続く浜辺の風情は無くなってしまった。冬はまだマシなのかも知れないが夏は最低である。
9 北川露天風呂 (再訪) 黒根岩風呂
良い湯である。析出物あり、個性も良い
濁った湯で析出物もあり記憶より良い感触をもった。熱い湯なので弱く掛け流しされており使い方も悪くない。薄濁り、少塩石膏味、湯の香ありと観察した。大きな岩に源泉を流しているところは小谷温泉のように黄色い析出物となっており重曹分も多いのであろう。弱いが複雑な個性を積層して持っており、なかなか含蓄のある温泉である。
10 今井浜温泉 (温泉地再訪)
キティちゃん露天風呂
神谷氏情報の船の露天風呂 熱い湯 透明、無味、無臭
峰の引き湯だと思われる。源泉は熱くほとんど触れられない温度であるが、どうにか観察すると個性はほとんどない。
11河津浜温泉 垂れ流し
透明、無味、無臭の余り湯が海岸の木の浴槽に入れられ、流し放しになっている。谷津温泉の一部であろう、この温泉は美しい景観と存在の面白さがある。湯も適温で長く入っていたくなる。なかなかの好条件の野湯といってよいであろう。サーファーなど海で泳ぐ人や円弧状の河津浜に打ち上げる大波を眺めているうちに結局長湯してしまい、風呂上りは隣のコンビニで飲料を飲みまくった。
12 谷津温泉 (温泉地再訪)
谷津温泉は石田屋にまったく相手にされず断られて以来の訪問であるがどうやらそれ以前にも彷徨したことがあったようだ。記憶の片隅にあった光景の断片が蘇ってきた。地元専用温泉でも以前のように臆することがなくなったのが大きな変化である。早速入浴者に許可を受ける。2つ返事で良いという事になり入浴した。透明、無味、無臭の熱い湯で半分加水であるが温泉が清澄なため普段気にする加水もぜんぜん気にならない。もともと白湯のような温泉であるから心情的に許せるのであろう。不思議なものだ。切り妻屋根の赤いペンキ塗りの鄙びた共同湯で古びているが綺麗に使われており好感した。河津町にはこのような地元専用温泉が数多くあるらしい。30代前半の同浴の人に聞くと数え切れないとのことであるがほんとうだろうか?しかし湯は湯が野温泉が弱い個性があるが下流の川端民宿などから始まり峰は個性少ないのであまり触手が出てこない。
13 下加茂温泉 (温泉地再訪)
下加茂は東伊豆では熱川や片瀬の大温熱地域とならぶ立派な温泉地である。湯気が草原や田のなかから噴出し温泉の雰囲気は充分である。鉄輪に似た匂いを周囲に撒き散らした噴気と共に湧出する湯は苦味の利いた土類食塩泉である。等張性から高張性の濃い温泉で非常に暖まりそうである。下加茂温泉は湯、建築、浴槽どれを取っても秀逸である。木造瓦屋根の古びた鄙びの良さと中の長年使われた木の温もりのある壁や梁、コンクリートの浴槽には底に太いスノコ敷きになっていた。このスノコは長年温泉を廻っているがおそらく初めて見るものであった。やはりここもやや加水しているが,まだ下加茂の強力な塩苦味は充分にのこっており湯も満足した。下加茂というと南楽の信楽焼きの壷湯や瀟洒な内湯を思い出す。
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