赤子が泣いても蓋とらない、ローストビーフの作り方
牛ブロック肉を豪快に蒸し焼きにします。肉と野菜、素材の旨味を鍋の中で凝縮する、まさにダッチオーブンならではの豪快レシピです。【材料(4人前)】
肉と野菜、材料はいたってシンプル |
どでかい牛肉を切り分けて食べる。これもアウトドア料理の醍醐味です |
・にんにく(2個)
・ニンジン(3本)
・ジャガイモ(5個)
・玉ねぎ(2個)
・セロリ(2本)
・塩コショウ(適宜)
・ステーキソース(市販)
・コーラ(1.5リットル、1本)
【作り方】
彩り豊かな野菜たち。見た目だけでなく、味の面でも大活躍します |
※たっぷりの野菜を敷くことで肉に、野菜の旨味と香りが移るんです。
肉の塊ににんにくを埋め込んで香り付け |
野菜とともに蒸すことで肉に下味がつく |
コーラをたらふく飲んだ肉が柔らかい! |
※ナイフでブスブスと刺して穴を開け、そこににんにくを一かけずつ(座○のように)差し込んで、全体に味塩コショウをパパっと振り掛けましょう。これで風味豊かな下味がつきます。肉を柔らかく仕上げたいときにオススメなのが、ビール大瓶、もしくはダイエットコーラのホームサイズ一本、丸ごと火にかけるというやり方。もしくは鍋を焚き火の中に埋め、強力な圧力鍋にしてしまうというやり方もあります。
待つのは辛抱が要りますが、完成間近です |
※あとはじっと待つだけ、ですがこの待つという作業が大事。基本的にダッチオーブンは途中で蓋を開けない一か八か勝負の料理です。隙間を水蒸気で埋めて圧をかける圧力鍋の一種ですから、極力蓋を開けないようにしましょう。
ミディアムレアが食べごろです |
本格的なローストビーフがダッチオーブンひとつで完成しました |
最後のチェックです。蓋をとってみてもローストビーフは中心部の火の通りがわかりません。しっかり熱が通ってしまうと、単なる肉の塊を煮ただけになってしまします。鉄串かナイフをしっかりと刺し、引き抜いたら自分の舌先で温度の分布を確認します。中心が冷たくてその周辺が適度に熱ければ、高級ホテルメードのようなローストビーフの出来上がりです。
厚めに切って、血が滴るようなジューシーな肉を取り分けてやってください。差し込んでおいたニンニクも、型崩れしないように切り分けられたらもっといいです。
ローストビーフにかけるソースですが、鍋の煮汁にソース、ケチャップなんかを混ぜて、なんだかそれ風の物を作ったこともありますが、焦げ臭くて確率としてはたぶん不評でしょう。無難に市販のステーキソースなんかを使ってくださいな。
とりあえずこんなところで。グットラック。
【関連リンク】
■森と湖の楽園 森のレストラン
■ジャパン・ダッチオーブン・ソサイエティ
■趣味のアウトドア・ダッチオーブンレシピ集(All About「男の料理」)