2020年、コロナ禍で外出が制限される中、自宅でアウトドア気分を楽しむ「おうちキャンプ」、「ベランピング」、「キャンプ飯」などが注目されています。キャンプ飯はそもそも、アウトドアという環境の中で、限られた食材、限られたツールを使って作る料理なので、驚くほど簡単にできるものばかり。簡単なキャンプ飯を作って、自宅でアウトドア気分を楽しむ人も増えています。キャンプで使うクッカーを使えば、アウトドア気分を十分味わえるし、キャンプ場での予行演習にもつながります。自宅でできるキャンプ飯やアウトドアで便利な食材を使った料理などを、アウトドアナビゲーターの私がご紹介します。
 

そもそもキャンプ飯とは

キャンプで作れば、すべて「キャンプ飯」であることは間違いないのですが、自宅で作ったら「それはキャンプ飯ではないのでは?」というご意見もあると思いますので、ここでは、キャンプでよく作られている料理、アウトドアギアを使って作る料理、アウトドアでよく使われる食材を使った料理のことを「キャンプ飯」と定義します。


アウトドア料理を自宅でも楽しもう

アウトドア料理を自宅でも楽しもう

 

アウトドア用クッカーでキャンプ飯を作ろう

キャンプ飯にチャレンジするなら、何かアウトドアギアを試してみたい……そんな方におすすめしたいアウトドア用クッカーは次の4つ。ホットサンドメーカー、スキレット、メスティン、シェラカップです。まずはそれぞれの特徴をご紹介します。
自宅でも使えるキャンプ用料理グッズ

自宅でも使えるキャンプ用料理グッズ

  • ホットサンドメーカーは、食パンと具材を挟んでホットサンドをつくるもの。ホットサンドメーカーを使うと、トースターで焼いたパンとはひと味違う、ふっくらしっとりして香ばしい、絶品ホットサンドが完成します。  
  • スキレットは、鉄製で小型のフライパン。熱伝導効率が高く蓄熱性があり、丈夫で壊れにくいため、アウトドアで人気です。調理器具としてそのまま火にかけられるし、食器として食卓に並べることもできます。食卓のアウトドア気分を大いに盛り上げ、アツアツ料理を楽しめます。
スキレットイメージ

スキレットはそのまま食卓に出せる小型の鉄製パン

 
  • メスティンは、アルミ製の飯盒。1~2合の少量のごはんをおいしく炊くことができるほか、炊き込みごはんや即席めん、パスタ、鍋料理などにも対応でき、蒸網があれば蒸し器や燻製器としても活躍します。
  • シェラカップは、アルミ製のカップです。軽量、丈夫で、コップにもなるし、スープ皿や料理皿としても使えるほか、そのまま火にかけて調理器具として使ったり、軽量カップとして使うこともできる便利なアウトドアグッズです。  

キャンプ飯に使う食材の選び方のポイント

アウトドアでよく使う食材は、野菜など現地で調達できる旬のもの、缶詰や乾物など常温で保存できるもの、レトルトやフリーズドライなどの食材、ふりかけや万能調味料など味つけとなるものなどが挙げられます。このような食材の組み合わせで、自由に料理を楽しみ、想像以上においしい料理と出会えるのが、キャンプ飯の醍醐味でもあります。
新鮮な旬の野菜

新鮮な旬の野菜はキャンプ飯をおいしくする要素の一つ

 

アウトドアのプロがおすすめする簡単キャンプ飯のレシピ

上記でご紹介した調理器具、食材を使って、簡単にできるキャンプ飯をご紹介します。調理器具は、自宅のキッチンにあるもので代用することも可能です。今から早速、作ってみませんか?

ツナとチーズとキャベツの簡単ホットサンド
具材を用意して挟んで焼くだけ。ホットサンドメーカーがない場合は、フライパンで作れます。

<用意するもの>
・食パン(6枚切)2枚
・ツナ缶
・マヨネーズ
・塩こしょう
・チーズ(とろけるタイプ)
・キャベツ

キャベツは千切りに。ツナ缶を開けて、水分を切ってからマヨネーズと塩こしょうを加えてまぜます。食パンにチーズ、キャベツの千切りとツナを載せて、ホットサンドメーカーで挟み、片面1分ずつ火にかけて、こんがり焼けたら完成です。
ホットサンドメーカーを使ってホットサンドをつくろう

ホットサンドメーカーを使ってホットサンドをつくろう

ホットサンドメーカーはほかにも、ホットケーキを焼いたり、ポップコーンを作ったりすることもできますよ。

スキレットで簡単ローストビーフ
大きな肉の塊を調理するのはキャンプ飯ならでは。スキレットを使ってローストビーフを作ります。スキレットがなければフライパンでOK。

<用意するもの>
・牛もも肉
・シーズニングスパイス(岩塩ハーブ調味料)

牛肉のまわりにシーズニングスパイスをまぶして、常温でしばらく置きます。スキレットを火にかけ、肉の各面をそれぞれ1分ずつ焼きます。全面を焼いたら、そのままアルミホイルをかぶせて、余熱で肉に火を通します。薄く切って盛り付ければ完成!
ローストビーフは簡単キャンプ飯

ローストビーフは簡単キャンプ飯


流行りのメスティンで簡単栗ごはん
メスティンはごはんを簡単においしく炊いてくれるスグレモノ。メスティンがなければ、コッヘルや飯盒、土鍋、フタつき鍋などで作れます。

<用意するもの>
・天津甘栗
・米
・塩

米をといで、分量の水にしばらく浸し、塩を少々、甘栗を投入して火にかけます。1~2合程度なら10分から15分火にかけ、火から下ろして蒸らしたらできあがり。
メスティンなら炊き込みごはんも簡単

メスティンなら炊き込みごはんも簡単

メスティンで燻製

<用意するもの>
・スモークチップ
・ソーセージ
・チーズ
・味付きたまごなど

メスティンに燻製の色や香りがつかないように、まわりをホイルでくるみます。底に燻製チップを置いて、蒸し網をセット。燻製したい食材を並べます。火にかけて、煙が出てきたことを確認したらふたをします。弱火で15分ほど火にかけたら完成です。
メスティンなら燻製も楽しめます

メスティンなら燻製も楽しめます


シェラカップで簡単コーンバター
シェラカップはコップにもスープ皿にもなる上、調理器具としても使える万能ギア。なければ、家にある鍋やミルクパンなどを使ってみてください。

<用意するもの>
・コーン缶
・バター
・塩

コーンを適量シェラカップに入れて、塩をふり、バターを入れてよく混ぜて火にかける。温まってバターが溶けたらよく混ぜてできあがり。
シェラカップはそのまま火にかけてOK

シェラカップはそのまま火にかけてOK


今回ご紹介したキャンプ飯は、家ではもちろんアウトドアでも簡単に作れるものばかりです。入手しやすい調理器具、コーン缶やツナ缶など、家庭でも使いやすい食材を中心に選んでみました。自宅でキャンプ飯を作っておいしくできたら、次はアウトドアで作ってみてくださいね。

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