いよいよ雪の季節。年に数回しか雪が積もらない地域の人にとっては、ウインタースポーツにでも行くんじゃない限りスタッドレスタイヤは用なし、チェーン装着なんかなおさら面倒、というのが普通かも。でも、冬だからって家に閉じこもってばかりじゃもったいない。というわけで、今回はできるだけ雪道の不安が少ないエリア、静岡へのドライブコースを紹介しましょ。

日本平のいちご狩りは元旦から開始!

いちご街道
別名いちご街道と呼ばれる、清水ー静岡間の国道150号。道は広いけど、いちご園へ出入りするクルマに注意。
石垣いちご
人気スポットだけに、おいしいいちごを選んで食べるなら週末は午前中早いうちに。
新春の静岡といえば、なんといっても人気の高いのが、久能周辺のいちご狩りだ。名古屋方面からならまず雪の心配はなし。東京方面からも、大井松田ー御殿場間さえ越えれば大丈夫。天気予報で南岸低気圧の通過による雪がないことを確認して出かけよう。
久能山へのアクセスは、東名静岡ICと清水ICのどちらから行ってもいいけれど、静岡ICからのほうが道がわかりやすく、走りやすい。ICを出て南へ向かい、海沿いの国道150号に左折すれば、もうそのままいちご街道。元旦からオープンしている観光イチゴ狩り園の看板がずらりと並び、客引きの旗も振られている。

ここのいちご狩りは石垣いちごと呼ばれるように、石垣やコンクリート板の間に植えられているから探しやすく、食べやすいのも特徴(ただしこれ、土壌を殺菌したり、肥料を施したりするために毎年崩して積み直すので、栽培農家は結構大変らしい)。料金はだいたい協定で決まっていて、1月1日から7日までが2000円、1月8日から31日までが1700円、2月中が1600円。店ごとに違いがあるとすれば、ひとつはいちごの品種で、以前は「久能早生(くのうわせ)」と呼ばれるこの地域生まれの品種が主流だったが、最近では大粒で甘い「章姫(あきひめ)」が増えている。また、店によって制限時間が30分だったり、1時間だったりするらしいので、気合い入れて食べるなら確認を。

いちご狩りの豆知識
静岡以外でも役立ついちご狩りガイドのほか、地域別紹介ページの中に静岡・久能周辺のいちご園のリンクがある。時間制限の有無もチェック済み。


恐竜、動物、ラジコンに廃線まで。遊び場所はお好み次第


いきなりメインイベントを終わらせてしまったあとは、出かける人の好み次第。シンプルに絶景を楽しむなら、国道150号を三保へそのまま直進して、三保松原へ。砂浜の向こうには雪をかぶった富士山も見えるだろう。三保には東海大学の自然史博物館もあって、ここは恐竜化石や復原骨格の所蔵では日本有数の施設。恐竜好きの子供がいる家族連れには絶対のおすすめだ。
旧三保駅
貨物の取り扱いが中心だった三保駅の跡地はきれいに公園化されている。軌道あとも案内表示があるのでたどりやすい。

僕はというと、実はちょっと廃線マニア入ってるので、旧国鉄清水港線を探検してきた。かつては貨車と客車の混合列車が一日たった一往復だけ走っていた有名な路線で、昭和59年に廃止されている。つまり廃止後もう20年以上経っているわけだけど、比較的線路あとは残されていて、途中の踏切あとには線路が覗いていたりする。特に終点の三保駅あとはホームも残されていて、ディーゼル機関車や貨車が保存されているのだ。

もっとも、こういうのは趣味じゃない人にはあんまり関係ないでしょう。マニアじゃない家族連れには、清水日本平パークウェイを登った日本平へ。ここは富士山を望む展望地として昔から知られているけれど、動物好きにおすすめなのが静岡市立日本平動物園。最近話題になった、千葉市動物公園にいるレッサーパンダの風太くんは、実はこの動物園の生まれなのだ。お正月にはイベントも盛りだくさんに用意されている。

そしてもうひとつ。また少しマニアックになっちゃうけど、清水日本平パークウェイを反対の西側に降りるとすぐ近くにあるのがタミヤサーキット。一昔前、毎週日曜日に放映されていた「タミヤRCカーグランプリ」でおなじみ、RCカーの聖地だ。イベント開催日以外なら、タミヤのRCカーを持っていけば無料で走らせてくれる。子供より、お父さんのほうが燃えちゃうかも。お隣にはレインボーテンという模型店もあるので、お年玉代わりに買ってしまってさっそく試運転、というのもあり。

ちなみにこの近くにはタミヤの本社があって、ショールームや歴史館などが営業日に限り公開されている。懐かしのプラモデルからRCカー、本物のF1マシンまで展示されているので、平日に行く機会があったらぜひ。年齢を問わず感涙モノなのだ。

タミヤサーキット
田宮模型本社ロビー、ショールーム、歴史館の案内
どちらも田宮模型オフィシャルサイト内のコンテンツ。営業案内、ショールームの展示内容や周辺の詳細地図などが見られる。