レーダー探知機も
対抗して進化している
スピード取り締まり対策として、以前から使われているのがレーダー探知機だ。これは、取り締まりに使うレーダー波を感知して警告するもので、かなり有効なことは確か。ただし、レーダーを使わない光電管による取り締まりや、ループコイル式のオービスには当然ながら無力だった。
最近多くなってきたHシステムと呼ばれる自動取り締まり機。四角いのが速度計測用のレーダー波を発するアンテナ |
そこで、最近の高性能機種は、取り締まり時に使用される警察無線を受信したり、カーナビと同じGPSを搭載することでクルマの位置を計測し、メモリーされたオービス設置個所に近づくと警告する機能や、パトカーなど緊急車両が本部へ自車位置を送信するカーロケーションシステムの受信機能が盛り込まれている。つまり、レーダー波を使わないループコイル式のオービスや、パトカー追尾による取り締まりにも対応できるというわけ。
もちろん、レーダー探知機自体には何の違法性もないのでご心配なく。価格はピンキリで、安いものは1万円以下から、高性能機種になると5万円を超えるものもある(それでも罰金に比べれば安いかも)。最近のモデルはデザインも良くなり、太陽電池搭載で配線の見苦しさもなくなっている。
ハイグレードGPS装備、カーロケーター機能搭載、警察無線受信機能搭載などフルスペックのレーダー探知機、サンヨーテクニカのΛー583GL(参考売価3万円) |
ちなみに、北海道や東北地方など、雪の多い地域では、地面に埋め込むセンサーが機能しないため、ほとんどのネズミ捕りはレーダーで行われている。ロングドライブの予定がある人は、安物でもいいから持って行くべし。
このほか、レーダー探知機以外のオービス対策アイテムとして、ナンバープレートの半透明カバーが一時販売されていた(今も?)が、これについては「ナンバー隠し」と見なされ検挙例もあるので注意。というかおすすめしません。